カテゴリー「東北の仏像」の12件の記事

2017年1月 5日 (木)

仏像拝観リスト2016年10~12月

10月15日
福井県
○福井市・福井の仏像展~白山を仰ぐ人々と仏たち~(福井市立歴史博物館)

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○越前市・開創650年記念 正覚展(越前市立武生公会堂記念館)
越前市の浄土宗寺院の文化財を集めた展覧会。阿弥陀如来立像、法然上人絵伝。ていねいな解説が印象的。

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滋賀県
○大津市 つながる美・引き継ぐ心~琵琶湖文化館の足跡と新たな美術館~展(滋賀県立近代美術館)
これでもかというほどの美仏のオンパレード。特に阿弥陀坐像の鉈彫りにハートを射抜かれた。

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10月16日
滋賀県
○大津の浄土宗寺院 新知恩院と乗念寺展(大津市歴史博物館)
新知恩院の快慶涅槃像、法然上人立像、乗念寺の聖観音立像
前日の越前市の展示に続き、浄土宗寺院の文化財を集めたもの。またしても法然上人絵伝。乗念寺の観音像は異なる時代の特徴が一つの像に現れていて萌えた。ていねいな解説に感謝。

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京都
○即成院お練り供養会式

10月20日
秘密

10月22日
○臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念 特別展「禅―心をかたちに―」 (東京国立博物館)
☆宝冠釈迦如来三尊 院吉・院広・院遵作 1352年 静岡・方広寺蔵
院派の宋風のきらびやかさと、衣のしつこいうねうねを堪能。
☆羅怙羅尊者 范道生作 1664年 京都万福寺
☆神奈川来迎寺の跋陀婆羅尊者
☆京都鹿王院の十大弟子
十大弟子は円形展示。ぐるぐる何周もしてしまい、まんまと学芸員さんの目論見にはまった感じです!
○櫟野寺展 2回目 すごすぎて消化不良。

11月1日
○八王子市・龍見寺 大日如来坐像(藤原)

11月3日
○秦野市・太岳院 十一面観音立像(平安)

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11月5日
尾道市
○千光寺 襖絵観喜天 伝統をうまく現代風にアレンジ。心がほっこり
○浄土寺
 本堂 秘仏十一面観音
 阿弥陀堂 阿弥陀三尊
 収蔵庫 大日如来 聖徳太子
不動など
○海龍寺 千手観音(県文)

愛媛県
○西条市・西山興隆寺 千手観音立像(県文)
 収蔵庫 銅造如来立像
○今治市・仙遊寺 千手観音(無指定とは思えない素晴らしさ)お遍路さん

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○松山市・西法寺 釈迦如来(県文)

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11月6日
○松山市・大宝寺/阿弥陀如来・釈迦如来(西村公朝さんの拓本)

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○松山市・太山寺 十一面観音(本堂むかって右側の厨子に3 駆の十一面立像)
○松山市・光徳院 聖観音立像(10世紀)(阿弥陀立像は修理中)
○松山市・庄薬師堂 菩薩系立像

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○広島県尾道市(生口島)・光明坊 阿弥陀如来坐像
○広島県尾道市(生口島) 耕三寺 快慶阿弥陀如来坐像

11月26日
○宮城県南三陸町 大雄寺(阿弥陀三尊)(曹洞宗のお寺になぜか不動堂)

11月27日
宮城県仙台市
○泉区某所 笈分如来(快慶伝説の残る県指定で個人蔵の阿弥陀如来立像)

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○成覚寺
木造聖観音
江戸時代に仙台城下大町の商人・高屋弥七が伊豆河津町の南禅寺から移して、成覚寺に奉納したと伝えられる。

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○阿弥陀寺
県指定 阿弥陀如来立像
市指定 木造聖観音菩薩立像
市指定 木造観世音・勢至菩薩坐像
○報恩寺
木造阿弥陀如来・二十五菩薩像及び地蔵菩薩立像

12月1日
○九品仏浄真寺 下品堂も開くようになっている。紅葉。

12月10日
○櫟野寺展3回目

12月18日&31日
○高幡不動尊 丈六不動三尊
一年の締めはやはり多摩代表のこのお三方にごあいさつ!

以上


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2016年12月31日 (土)

仏像拝観リスト2016年7月~9月

7月2日 ほほえみの御仏展 3回目
7月30日 
○びわ湖長浜KANNON HOUSE 
長浜市川道町 尊住(そんじゅ)院 平安12c 53cm 
あどけないお姿に泣いた。
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○観音の里の祈りとくらし展Ⅱ-びわ湖・長浜のホトケたち-
黒田観音のおじさんっぷりがすごすぎた

8月2日
滋賀県大津市
○石山寺ご本尊如意輪観音ご開帳、旧本尊断片、胎内仏、蔵王権現ご心木、快慶大日如来、毘沙門天
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○三井寺 清涼寺式釈迦如来、他
○西教寺 ご本尊阿弥陀如来坐像、石仏二十五菩薩像
京都
○京都国立博物館
http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor1_2/f1_2_koremade/2016_tango.html
京丹後市縁城寺の本尊、千手観音立像(重要文化財・平安時代)
日本の彫刻
○浄土宗 阿弥陀如来立像(行快)
○知恩院 阿弥陀如来立像(法然上人念持仏)
○三十三間堂

8月3日
奈良
奈良町
○興善寺 阿弥陀如来立像、胎内より法然上人のご真筆の書 
○法徳寺 阿弥陀如来立像
○十輪院 石仏地蔵菩薩、五劫思惟阿弥陀如来坐像
○福智院 丈六地蔵菩薩坐像
○奈良国立博物館
生誕800年記念特別展 忍性~救済に捧げた生涯~
・般若寺の文殊菩薩
・旧額安寺の虚空蔵菩薩像、
・鎌倉極楽寺の清涼寺式釈迦如来、十大弟子、説法印釈迦如来、茨城県福泉寺の清涼寺式釈迦如来像

○穀雨
○ことのまあかり かき氷

8月4日(海外の方のご案内)
奈良
近鉄奈良駅前 行基像
東大寺大仏殿
柿の葉すし ゐざさ寿司東大寺店
奈良国立博物館 常設
興福寺
ことのまあかり shaved ice

8月5日(海外の方ご案内)
○安倍神社
○西陣会館
○泉桶寺、即成院、戒光寺、雲龍院、今熊野観音寺
○清水寺
観光地を避けて、静かな泉桶寺塔頭をご案内。

8月6日(海外の方ご案内)
○伏見稲荷(初!)
○宇治平等院
○宇治でゆばと抹茶かき氷

8月7日
○東大寺
大仏殿~大仏さまお身拭い~
不動堂 
念仏堂(地蔵菩薩坐像)
法華堂
二月堂
四月堂
指図堂
東大寺ミュージアム
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○五劫院
ご本尊五劫思惟阿弥陀如来坐像
石仏見返り地蔵菩薩立像

○法隆寺(地蔵菩薩立像)
○穀雨さん
○猿沢池

8月8日
○京田辺市 禅定寺 千手観音(奥様にご案内いただく)
○京田辺市 観音寺 国宝 十一面観音
○城陽市 極楽寺 行快作阿弥陀如来立像
(納入文書の結縁者欄、物故者ののところに快慶の名前があり、快慶の没年を推定できる)

京都
○法然上人霊場第19番 法然寺
○法然上人霊場第17番 二尊院
○清涼寺(釈迦如来立像が8日でご開扉)

9月11日 松島瑞巌寺と伊達政宗展(三井記念美術館)瑞巌寺五大堂の五大明王

9月17日 
○国宝でよみとく神仏のすがた(金沢文庫) 
○びわ湖長浜KANNON HOUSE
湖北町山本 常楽寺 聖観音立像(市指定、平安12C、101.8cm)
○櫟野寺展(トーハク)
○常設11室(トーハク)
奈良當麻寺の十一面観音、大阪歓心寺の観音さま、埼玉西光院の阿弥陀三尊、千葉小松寺の観音坐像など。どれも写真不可でここに掲載できないのが残念だが、相当に重厚なラインナップであることは確か。

9月22日(木)
三重県伊勢市
○法然上人霊場第12番 欣浄寺
○太江寺 千手観音坐像(鎌倉時代) 

9月23日(金)
○広隆寺
うん十年ぶりの広隆寺、すごすぎた! 弥勒菩薩だけではない、濃密な仏像空間。なかでも、天平の不空羂索観音に目を奪われた。衣のうねうねひらひら模様は鎌倉初期の慶派が真似たものに違いない! 平安時代を飛び越した温故知新っぷりに心が躍る!
○月輪寺 登山参拝。法然巡礼

9月24日(土)

○大津市北保町自治会集会所 鉄造弥勒如来坐像、関西で珍しい鉄仏
○石山寺 如意輪観音ご開帳、胎内仏4体、旧本尊断片、多宝塔快慶大日如来 二回目だけど素晴らしいすぎ、ほれてまう
○橘堂 三面六臂観音立像
○川原観音堂 十一面観音
9世紀だか12世紀だか制作年代不詳。
○正楽寺 阿弥陀三尊
藤原風の観音勢至が素晴らしすぎ
○興福寺 五智如来
○円常寺 木造阿弥陀如来立像
正真正銘の快慶晩年の作


9月25日(日)
○近江八幡市 冷泉寺 千手観音(平安重文)
○浄厳院 丈六阿弥陀如来坐像 
○小田神社(十王町奉賛会) 大日如来坐像
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○小浜大日堂 大日・薬師坐像
○仏性寺 丈六阿弥陀如来坐像
○仏法寺 聖観音立像 大日如来坐像
○武道天神社(旧:真光寺) 聖観音坐像 鎌倉
○正福寺 平安観音さま林立

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2016年4月24日 (日)

会津で観仏三昧その3 (上宇内薬師堂、恵隆寺立木観音、勝常寺)

○上宇内薬師 薬師如来 会津美里町

会津五薬師のうち現存する2つのうちの1つ、西方薬師。勝常寺の国宝薬師如来とよく似ている。お顔はこちらの方が優しく穏やか。膝や腕などが後の修理を受けているためか、その辺りの表現はかなり元気がない。
伝虚空蔵菩薩が個人的に気に入った。四天王を十二神将に変えてしまったというエピソードは大好物。邪鬼を踏むイレギュラーな十二神将がいる日本は平和である。

○恵隆寺 千手観音 会津美里町

8メートル超の千手観音立像というだけでど迫力なのに、それが立木仏だというのだから、驚愕である。この立木仏が作られてからお堂が造られたそうで、観音像へと変身した巨木の根は今も大地に伸びているのだそう。
すごいという以外に言葉が見つからない。
御足に直接触れさせていただけたこと感謝の申し上げようがない。

○勝常寺/薬師如来・日光月光 湯川村

大好きな薬師如来さまの初めてのお宅訪問。またしても恋に落ちました。これほどの像はめったにおられません! 帰宅途中の今も、薬師さまの衣紋の襞のように、私の心がゆれています! わかりにくい比喩、恋する乙女に免じてお許しください。

http://www.vill.yugawa.fukushima.jp/kyouikuiinkai/historic.html

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会津で観仏三昧その2(願成寺、太用寺、中善寺、勝福寺)

2016年4月24日午前

○願成寺 阿弥陀如来 浄土宗 喜多方市

牧野孝夫先生が修復された像。そのときの様子が『仏像再興』に描かれている。ご本尊阿弥陀三尊は収蔵庫に入っておられるものの、その扉は常に開かれ、ガラス越しながらも常時拝観できるようになっている。
今回は堂内に入れていただき、練供養の時の菩薩面も拝見させていただけた。黒い菩薩面が実際に動かれるところをいつか拝見したい!
牧野先生の修理報告書を購入。

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○太用寺 木造釈迦如来立像 会津美里町 

清涼寺式釈迦如来さま。衣がこれでもかというほどぴっちりと身体に巻きつく。異国情緒を感じさせるお像である。この日はお釈迦様のお誕生日のお祝いの日だったそうで、地元のおじいちゃまやおばあちゃまが集まって、宴の最中だった。お釈迦様の前に、重箱にどどんと詰め
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られた手作り料理。異国情緒のお姿ながら、すっかり地元の仏様なのであった。


○中善寺 薬師如来 会津美里町

定朝様の大変美しいお姿でした!

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○勝福寺 不動明王、毘沙門天立像 喜多方市

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会津で観仏三昧その1(中田観音、法用寺、観音寺、明光寺)

2016年4月23日 福島県会津野のお寺を参拝

○中田観音(弘安寺)/銅造十一面観音及脇侍不動明王地蔵菩薩立像
 曹洞宗 会津美里町

野口英世の母が観音様を信仰してたのは知っていたが、それがこことは知らなかった。
ご本尊十一面さまは、鎌倉時代、長者の娘が若くして恋煩いで亡くなった際、その追善のために造立されたと言われている。量感があり、衣紋も表情豊かに流れる。右腕を差し出す動きに胸が弾む。少し調べたのだが、像の歴史的な考察は見つからず。

○法用寺/仁王、十一面観音
 天台宗 会津美里町

重文の仁王が堂内に。堂の前、虎尾の桜が満開を過ぎ、花びらがちらちらと舞っていた。

○観音寺/十一面観音 会津若松市

現在無住。中田観音の金銅観音像の原型とされ、こちらが姉の観音、中田観音が妹の観音と呼ばれている。中田観音と同様、量感があるが、私は中田観音の方が動きがあるように感じた。

○明光寺/十一面観音

控えめな鉈彫りが残る。お顔はライトによってだいぶ印象が変わるが、全体の印象としては、威厳がありながらもイノセントな感じがする。
鉈彫りという荒々しい手法を使いながらも、うぶな印象が残されていることに感動!

写真は福島県内の展覧会に出展された際の図録より。
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2015年7月 2日 (木)

2015年上半期の仏像拝観を振り返る

特に印象に残った仏像さまを勝手な分類でリストアップ。
他にも素晴らしすぎる多くの仏像さまとの出会いがあり、深く考えれば考えるほど収拾つかなくなりそうなので、以下のとおり「よっしゃっ」とアップします。

総合部門
福島県  勝常寺 薬師如来
滋賀県守山市 東門院 十一面観音

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阿弥陀部門
立像  岡山県瀬戸内市 弘法寺練供養の迎講阿弥陀如来立像
坐像  滋賀県佛性寺 阿弥陀如来坐像
三尊  東京都日野市安養寺 阿弥陀三尊
来迎  和歌山県道成寺の五劫思惟阿弥陀如来坐像と雲に乗った二十五菩薩
練供養  弘法寺(動の當麻寺に対し、静の弘法寺

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異色部門
兵庫県加古川市教信寺 練供養の教信上人頭部像
新潟県南魚沼市 西福寺開山堂(石川雲蝶)

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仏像群部門
大阪府 孝恩寺

母の愛部門
和歌山県慈尊院 弥勒菩薩坐像

都内部門
某寺の平安仏

悲しみ部門
奈良県の某寺で拝見した油のしみ

喜び部門
仏像拝観を通じ、お寺の方々や仏友さんと交流できたこと

♪阿弥陀来迎会(練供養)のため5か寺を訪れたこともどこかでまとめなきゃ。

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2015年4月13日 (月)

会津・勝常寺の薬師如来坐像に圧倒される私(トーハクみちのくの仏像展にて)

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(写真はトーハクのサイトより)


   東京国立博物館「みちのくの仏像」展(2015年1月14日~4月5日)を2度観覧(というか拝観)した。

 小規模ながら、天台寺のなた彫りの観音様、成島毘沙門堂の伝吉祥天、小沼神社の観音像、円空仏など、見どころ満載の展覧会だった。

 しかし、私は勝常寺の薬師如来さまの前から一歩も動けなくなってしまった。

 世界にどれだけ立派な男性がいたとしても、目の前のたった一人の人に心を奪われて動けない、そんな感覚。いや、そんな陳腐な表現ではまったくもって物足りない。いったい何なのだろう、私の胸を激しくつかむものは。

 勝常寺の薬師如来坐像は、とにかくお体全体がどっしり、ボリューム感たっぷり。頭のらほつもお顔つきも安定感がある。

 施無畏を差し出す右の腕が少しだけ衣からのぞくのだが、その腕がまた太くて力強い。

 力強いだけではない。美しさも半端ない。ゆっくりとドレープを描く衣文はその流れの最後に左足に巻き付く。その巻き付き方のあまりのチャーミングさに胸が弾む。

 ここまで絶対的な安定感と美しさを示しているのに、左手のあの薬壷の持ち方は何なのか。斜めに下げた手のひらにちょこんと薬壷を載せているだけではないか。まるで「ほら、さっさと飲みなさい」と薬壷ごと患者に放り投げるかのようだ。

 ぐたぐたと書いてしまった。

 一言でまとめるなら、絶対的な安定感と美しさと若干のやんちゃさを合わせもった、薬師の中の薬師だと思う。

 徳一上人が作らせたという、都ぶりのするお姿。会津の厳しい自然の中を生きる人々をどれだけ励ましたのか―――浅学の身には想像さえしかねる。

 けれど、私自身はとてつもなく励まされた。恋に落ちて、救われたとも言えるかも。南無薬師如来とはこういう心境を言うのだろうか。

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2015年3月 1日 (日)

はらぺこヒヨドリの2014年仏像拝観リスト(すみません、無駄に長いです)

 これは文字通りヒヨドリの2014年仏像拝観リストです。

 最近の世のブログの傾向などまったく無視で、写真なし、簡潔な寺歴の説明もなしです。

 自分でもまずいとは思っているのですが、なにせブログ更新がままなりません。
 ただ、ご縁あってお参りさせていただいた仏像さまたちです。それをここにアップせず、ハードディスクの隅っこに放置したままでは、そのご縁が記憶の彼方に追いやられてしまいます。

 であれば、本当につまらないテキスト情報だけでも、ブログに公開した方がまだマシと判断しました。恥を忍んでアップします! ふう。


 それでは、ここから襟を正しまして…。
 2014年、たくさんのお寺やミュージアムにお邪魔しました。
 お世話になった皆様、仏像さま方、ありがとうございました!
 4回も参加させていただいた仏像リンクさんのツアーは、秘仏がすごいだけでなく、参加される皆様が素敵すぎて、楽しかったです。
 一年のご縁に心から感謝します。

2015年3月1日 はらぺこヒヨドリ





1月

1月1日

神奈川県川崎市
○影向寺(ようごうじ)
 収蔵庫
  薬師三尊(平安後期、国重要文化財)(中尊139cm、日光月光171cm)
  十二神将(南北朝、66.4~78.5cm)
  二天像(平安後期、木造)
   太子堂
   聖徳太子孝養像(市重文)
  ※ご開帳は三が日、春分・秋分の日、11月3日(お寺サイトより)
  ※光明皇后が病の際、聖武天皇が行基を遣わして創建との言い伝えあり。



1月3日

東京都昭島市
○拝島山普明寺大日堂[初拝]
 大日(12c、157.5cm)、阿弥陀(1692年、86cm、大仏師大前兵部)、釈迦(12cm、90cm)の如来坐像が並ぶ(三尊とも都有形文化財)。
 ※三が日は下陣から拝観が可能。11月3日10時と14時から内陣拝観。
○拝島大師[初拝]
  大日堂のすぐ隣。2~3日にだるま市。本堂ご本尊のお姿は見えず。

東京都青梅市
○塩船観音寺
 本堂
  ご本尊千手観音と二十八部衆(鎌倉、140cm、都有形文化財)
 阿弥陀堂
  阿弥陀三尊(聖観音が鎌倉で青梅市文化財、勢至が室町、阿弥陀が江戸)
 薬師堂
  薬師如来立像(市文化財)
 山門
  金剛力士像(都文化財)
※ ご本尊ご開帳は三が日、5月3日、8月第2日曜など。



1月8日

神奈川県伊勢原市

○日向薬師
 初薬師でご本尊ご開帳と薬師粥の接待あり。仏像の宝庫。昨年秋の大善寺ご開帳以降の薬師ファミリーをめぐる旅を締めくくる(詳細はこちら)。

収蔵庫
 ご本尊薬師三尊(鉈彫り一木、平安中期、重文)、
 丈六薬師座像(鎌倉初期、重文)、
 日光月光菩薩立像(鎌倉中期、重文)、
 丈六阿弥陀座像(鎌倉初期、重文)、
 十二神将(南北朝か鎌倉後期か? 重文)、
 四天王(鎌倉前期、重文)
 十二神将(平安後期、県重文)
 薬師如来(お前立ち、江戸)
 千手観音
仁王門
 金剛力士像(1833年、伊勢原市重文)

○浄発願寺[初拝]
 本堂
  阿弥陀三尊(丈六)
 三重塔
  出山釈迦如来立像



1月11日

仏像オフ参加
東京都

西大井
 ○養玉院如来寺[初拝]
  如来堂 大井の大仏(おおぼとけ)=五智如来(江戸、3mあまり、木喰但唱ら、品川区文化財)
  不動堂の不動明王立像二童子
馬込
  ○長遠寺[初拝]
   秘仏十一面観音、通称、鎌作観音(大田区文化財)。
   観音様のお足もとに小さいながら迫力ある四天王。
   ご本尊は不動明王座像二童子
   ※鎌作観音さまの朽ちたお姿の中に強さと優しさが感じられる。
   ※観音様のお厨子に書かれた結縁者の名前は苗字のない方ばかり。農家の方々に長年守られてきた観音さまとご縁が得られて幸せでした。

五反田
  ○宝塔寺[初拝]
   聖観音(平安末期作とされる。飛鳥白鳳の様式を模したのか? 品川区文化財)
   ご本尊は来迎阿弥陀三尊立像(江戸?)
沼部
  ○密蔵院[初拝]
   木造青面金剛および二童子四夜叉立像(1694年、大田区文化財)
  本堂
   大日如来(1634年、区文化財)、弘法大師座像(1630年、区文化財)
   松本明慶不動三尊
碑文谷
   ○円融寺[初拝]
    黒仁王
    釈迦堂 釈迦三尊、宝生如来
    本堂 阿弥陀如来座像
  ※円融寺の仁王や釈迦堂諸仏に関する副住職の話が興味深かった。

表参道で飲み会




1月25日
初天神 
 うそ替え神事で授与される木彫りのうそが大好き。都内4天神のうそ替え神事をめぐった。
東京都
〇上野 五條天神社[初拝]
〇湯島天神
〇亀戸天神社[初拝]
〇中野の新井天神[初拝]




1月28日

鎌倉
 明王院のお不動様がこの日のご開帳を最後に修理に出されると聞き、いざ鎌倉へ!

〇光触寺[初拝]
 塩嘗地藏、一遍上人像(頬焼阿弥陀は秘仏。次回お会いするときの下見^^)
〇明王院[初拝]
 初不動で五大明王拝観。1時からの護摩の後、肥後定慶作ともされる不動明王を目の前で拝観。お蕎麦のふるまいあり。ごちそうさまでした。
〇浄妙寺[初拝]
 堂内拝観できず。
報国寺[初拝]
 竹のお庭が見事。堂内の仏像拝観はできず(本尊釈迦如来座像は宅間法眼作で市文化財とのこと)
〇杉本寺
 午年イベントとしてご本尊とのお手綱が設置されていた。本堂工事中だったが、通常どおり堂内拝観可能だった。
〇高徳院 鎌倉大仏
 わたくしの“深刻な阿弥陀不足”を解消するため参拝。目的達成!




2月


2月28日

〇新宿区 中井不動堂
        円空 不動三尊(17c、新宿区文化財)
〇新宿区 中井御霊神社
        上記の円空仏はこの神社にあった不動院にまつられていたそう
〇中野区 光徳院
       千手観音(96.5cm、14c、木造、中野区文化財)
〇調布市 常楽院
      阿弥陀三尊

2月某日

〇杉並区 栖岸院
       阿弥陀三尊(来迎立像、確か南北朝時代)
       法然・善導上人(新しい)
       聖観音菩薩坐像(杉並区文化財)

 


3月

3月7日

〇杉並区 栖岸院  念仏会

3月12日

〇東京江戸博物館
   特集展示「2011.3.11平成の大津波被害と博物館-被災資料の再生をめざして-」にて
   鵜住居(うのすまい)観音堂のご本尊十一面観音立像、不動三尊、千手観音坐像

〇両国の回向院 本尊 阿弥陀如来坐像(1705年、釜屋穴右衛門、通称「窯六」の作、東京都文化財)


3月21日

〇東京芸大美術館
  「観音の里の祈りとくらし展-びわ湖・長浜のホトケたち-」
  「藝大コレクション展 ―春の名品選―」

〇東京国立博物館    11室 善円 地蔵菩薩立像など

〇ギャラリー世田谷233
  仁王写真家 渡邊丈士氏の写真展『どこかテンな写真天。 仁ッチ王展』
 + ギャラリートーク「渡邊丈士の仁王講座 ―仁王さんを見分けよう―」を受講

3月23日

〇八王子市 龍泉寺
  ぽっくり観音(水崎観音)ご開帳
  ご本尊 阿弥陀如来坐像 康慶 作?

3月28日

〇高尾山薬王院




4月

4月11日

〇東京国立博物館「栄西と建仁寺」展
退耕行勇などの頂相彫刻、海北友松の絵画が勉強になったが、なんといっても圧巻は六道珍皇寺の「小野篁・冥官・獄卒立像」(院達作)。

 
4月18日
〇埼玉県八潮市 大経寺
 観音堂 円空千手観音ご開帳
 本堂 阿弥陀三尊・法然・善導


4月19日
仏像オフ「春の秘仏づくめツアー」

〇能満寺(神奈川県川崎市)聖観音立像
〇影向寺(神奈川県川崎市)薬師如来及び両脇侍像(な、なんと収蔵庫内への入室許可が!)
〇金沢文庫(神奈川県横浜市)
  常設展特別公開 菩薩半跏像(龍華寺蔵)
  特別展「中世密教と玉体安穏の祈り」
〇龍華寺(神奈川県横浜市)大日如来坐像, 三面大黒天, 地蔵菩薩坐像
〇実相院(東京都足立区)聖観音立像
〇明王院(東京都足立区)如意輪観音坐像



4月20日
〇神田明神



5月

5月9日
〇谷中護国院

〇東京芸大美術館「法隆寺」展

〇東京国立博物館「平成25年度新指定国宝・重要文化財」展
木造薬師如来立像(鎌倉)西方寺
鉄造阿弥陀如来立像(鎌倉)茨城県中染区
木造釈迦如来坐像(南北朝)静岡県方広寺(院吉、院広、院遵)
木造観音菩薩立像(平安)九品寺
銅像観音菩薩立像(奈良)眞光寺
木造十一面観音立像(平安)奈良県當麻寺
木造金剛力士立像(南北朝)奈良県金峯山寺(康成)(←写真のみ、やむなし)
羅漢寺石仏(南北朝)羅漢寺(←写真のみ)
尖石の仮面のビーナス

〇東京国立博物館 本館 特別展「キトラ古墳壁画」
〇東京国立博物館 表敬館 飛鳥―キトラ2016―


5月17日
〇駒沢大学禅文化歴史博物館
常設展&企画展「禅画禅籍を楽しむ」

5月23日
皇居桜田門→お濠のカイツブリの赤ちゃん→皇居外苑の楠正成像(高村光雲)

5月25日
〇目白の椿山荘
庚申塔、伊藤若冲の羅漢石
三重塔「圓通閣(えんつうかく)」
平安期の歌人として名高い参議・小野篁(おののたかむら)ゆかりの寺院、広島県賀茂郡の篁山(たかむらさん)竹林寺に創建されたものをその起源とする三重塔。

5月29日
〇川崎大師ご開帳 赤札ゲット



6月

6月3日
〇千駄ヶ谷富士塚の山開き

6月4日
〇落合南長崎
写真展「紅白仏合戦」



7月

7月2日
〇谷保天神

7月3日
〇八王子市初沢町 真言宗正名山大光寺 ご本尊喜多向き阿弥陀如来坐像(鎌倉時代?)


7月4日
〇東京 青山善光寺(山門に仁王さんと風神雷神さん)

7月9日
〇東京 護国寺 四万六千日(夜の法要が最高!)
 
7月12日~13日
(仏像リンク山形秘仏ツアー http://togetter.com/li/693111?page=5)
(楽しすぎ仏充しすぎ)

7月12日
〇高蔵寺阿弥陀堂
・東北三大阿弥陀堂として知られる丈六阿弥陀坐像[国重文]

〇小針薬師堂
・像高111.4㎝の坐像であり年に1日だけ開帳される秘仏の薬師如来[県重文]



〇大光院

・珍しい鉄造の阿弥陀如来坐像が×4体。鉄造阿弥陀坐像。[県重文]

〇宝積院
・8月10日開帳の秘仏で珍しい10世紀の美仏である十一面観音像[国重文]


7月13日
〇慈恩寺
・本尊 木造弥勒菩薩坐像 (1298年・本堂宮殿安置) 【国重文】
・木造不動明王立像 (1298年・本堂宮殿安置) 【国重文】
・木造降三世明王立像 (1298年・本堂宮殿安置) 【国重文】
・木造釈迦如来坐像 (1298年・本堂宮殿安置) 【国重文】
・木造地蔵菩薩坐像 (1298年・本堂宮殿安置) 【国重文】
・釈迦(阿弥陀)如来坐像 (平安後期・阿弥陀堂安置) 【国重文】
・木造騎獅文殊菩薩及び眷属 (平安後期・本堂宮殿安置) 【国重文】
・木造騎象普賢菩薩及び眷属 (平安後期・本堂宮殿安置) 【国重文】
・如来坐像及び両脇侍立像 (平安後期・本堂宮殿安置) 【県文】
・木造菩薩坐像 (平安後期・本堂宮殿安置) 【県文】

〇平塩寺

・阿弥陀三尊

〇熊野神社

・日本最大級の平安時代の十王像[県重文]

〇法来寺
・釈迦如来立像

〇松尾院

・松尾山観音(観音・勢至) 12年に1度の御開帳

〇仙台市博物館

東日本大震災復興祈念特別展「奈良・国宝 室生寺の仏たち」

7月21日
〇東京都文京区 光源寺 駒込大観音

7月31日
〇東京都港区 梅窓院(本堂の来迎阿弥陀三尊が大好き)





8月

8月16日
〇東京都世田谷区 浄真寺九品仏お面かぶり(3年ぶり!練供養)
練供養を最前列確保し最後まで堪能したあと、
お練り先輩の桂花さんをお迎えし、急きょオフ会に!
九品仏から三軒茶屋方面に移動してかき氷を梯子、夜は飲み会。楽しすぎた。


8月20日
〇等々力不動尊

8月22日
〇千葉県成田市 滑河山龍正院(定朝作とされる十一面観音立像! 
 ※10センチほど開いた厨子の中におられました。双眼鏡でのぞいて目があったときはゾクゾクしました)

https://twitter.com/hphiyodori/status/503346036861972480
〇千葉県銚子市 飯沼山円福寺
 ※十一面観音(確かお前立さま)。境内に大きな阿弥陀様。海と醤油のにおいを感じながら、銚子市内のサイクリング。





9月

9月4日
山梨県 
〇福光園寺(収蔵庫の吉祥天三尊、観音堂の一木平安の観音立像、本堂お不動さま、鐘のある山門と、フルコースを娘と一緒に拝観させていただく。感謝、感謝)

9月11日
京都
〇知恩院(法然上人25霊場発願。宝仏殿で泣いちゃったのなんでだろう。御廟でぽくぽくお念仏して。勢至堂でずっと座ってた。必ずまたお参りする!)
〇金戒光明寺(法然上人像、吉備観音、文殊)
〇永観堂
〇南禅寺塔頭聴松院(摩利支天堂で狛猪を拝観))
〇南禅寺

9月12日
奈良
〇松尾寺(トルソー、平安の大黒天、十一面観音、舎人親王像、円空の役行者)
裏の山道を元気クラブの皆さまとお散歩
法隆寺(秘宝展のみ)
大阪
〇一心寺(法然巡礼)
〇四天王寺(法然巡礼)
奈良
〇奈良国立博物館 醍醐寺展(泣=快慶の大好き弥勒坐像! あまり好きすぎてなかなか近づけなかった! 上醍醐の五大明王ほか仏像の迫力はんぱなし)
備考 おちゃのこさんでれい茶かき氷! 桂花さん、おいしかったです!

9月13日
仏像リンク小浜の秘仏ツアー(http://togetter.com/li/719253)
〇中山寺(馬頭観音坐像・鎌倉)
〇馬居寺(馬頭観音坐像・平安後期)
昼食:若杉末広亭(海鮮丼、へしこ? 美味!)
〇谷田寺(千手観音立像、不動明王立像、毘沙門天立像・鎌倉など)
〇谷田部薬師堂(薬師如来坐像・平安後期)
〇若狭歴史博物館(大日如来像・小浜市黒駒区 など)
〇加茂神社為星寺(千手観音立像・平安前期)
〇諦応寺(薬師如来立像・平安前期)(立木仏の十一面観音)
交流会:京都アスヘノトビラ

9月14日
〇興福寺(東金堂と国宝館でお買い物)
〇東大寺(ミュージアム、大仏殿、指図堂=法然巡礼、戒壇堂)(ここで初めてお寺巡りにLINE電話を投入、家族のエア参拝を実現)
〇京都国立博物館 『京へのいざない』展で法然上人ゆかりの阿弥陀如来坐像ダブル拝観。早来迎図も! 浄土美術が充実!(法然さんの念持仏とされる阿弥陀立像は、右肩を露出した珍しいお姿。お腹から下の衣紋がゆるくて、優しい印象でした。)
〇京都 東山の正林寺(九条兼実ゆかりの寺ににこにこ法然上人像)

9月17日
世田谷資料館 御嶽神社大口真神のオオカミ様のお札、初めて本物を拝見!





10月

10月12日
〇松涛美術館 醍醐寺展(閻魔天像、道風や空海の書、信長、秀吉、家康の書状など)
〇サントリー美術館 高野山展(はー快慶まつり! 阿字観体験、都内の夜景と声明ライブ)(快慶の四天王と玉歯不動さんに乙女心を奪われた!)(高野山展。展示を観る→阿字観体験→展示観る→声明ライブ→散華いただく→こうやくんに会う→展示観る→グッズ購入)

10月19日
九州遠征
〇筑前博多 善導寺(工事中!)
〇東長寺(福岡大仏と地獄極楽めぐり)
〇福岡市立博物館(九州仏展)(運慶の末裔の仏師湛康の一門が14世紀に九州で活躍したかで、それが慶派にかわいらしさを加えたような作風で気になった。あと、もろもろすごすぎて消化不良)
〇福岡市立美術館(東光院仏教美術室)
〇小郡市の九州歴史資料館(福岡の神仏の世界)(三沢遺跡遊歩道)(小さいながら素敵な古仏が凝縮! 近年発見されたという當麻曼荼羅が出展。九州まで来てそれに見入る自分って…)

10月20日
大宰府!
〇太宰府天満宮(ウソ替え関連で散財)
〇光明禅寺(苔のお庭きれい)(如来とたぶん観音の坐像 内陣暗くて確認できず)
〇太宰府政庁跡
〇戒壇院(ビルシャナ仏、堂外からお姿の拝めた)
〇観世音寺(仏像の宝庫をしばし独り占め)(うなるよ、これはすごすぎてうなります)
〇光蓮寺
補足 梅ヶ枝餅食べすぎ




11月

11月2日
神奈川県西部に遠征!
〇小田原 飯泉山 勝福寺 飯泉観音(ご本尊ご開帳)
〇秦野 宝蓮寺(大日堂、不動堂、閻魔堂)(秦野市文化財公開)
〇平塚 光明寺 金目観音
〇飯上山 長谷寺 飯山観音
※鑑真が唐から持ち込み、孝謙天皇に捧げられ、さらに、道鏡に下賜されたとか。真偽のほどはさておき、女性の天皇にお譲りしたくなるような可愛らしいお姿でした。
※宝蓮寺閻魔堂の諸仏は迫力満点。ご自分のご先祖様のことも含めご説明くださった地元の方のお話が心に残っています。

11月3日
普明寺大日堂
※ご住職の素晴らしい説明を受けたあと、内陣参拝。お正月は外陣拝観のみなので、文化の日が断然お勧め!

11月某日
〇両国回向院「気仙沼地福寺 出開帳」
※津波の後、住職が背負われて避難した気仙沼・地福寺のご本尊地蔵菩薩坐像。さらに、がれきの中から救出された地蔵立像2尊も。お優しいお姿を拝んだあと、千住博の美しい滝の絵のある部屋で、震災前後の写真展示を観る。
※写真展示の最後に、新たに造立されたお前立ちの地蔵菩薩坐像2尊に直接触れさせていただく。隣でお坊様の南無阿弥陀仏をお唱えする声が静かに響く。1尊は気仙沼の地福寺、もう1尊は回向院でおまつりされるとのこと。
※拝観券の半券でくじを引き、なんと、なんと、出開帳記念の達磨さんが当たりました!

〇東京国立博物館「国宝」展 阿弥陀聖衆来迎図!!!

11月22日
多摩美術大学美術館「四国霊場開創1200年記念 祈りの道へ―四国遍路と土佐のほとけ―」展
※講演会のあと、青木先生の解説のもとで展示を拝観! 笹野大日堂の大日如来さま、竹林寺の阿弥陀立像、上郷阿弥陀堂の阿弥陀坐像…これだけで満足なのに、さらに歓喜寺の破損仏、定福寺の地蔵さん、四国巡礼の信仰を物語る展示など。最後に地下でパーティーがあり、青木先生にご挨拶させていただいた。
※数年前に笹野大日堂の大日如来さまが湛慶作かと話題になった頃、わたしは拝観する機会など一生ないと思っていた。それが地元多摩地域で拝観できた。青木先生と関係者の皆様に感謝。
※「須崎の大日如来さま。なんも言えません! 竹林寺の阿弥陀さま、倒れそうでした! 言葉になりません。青木先生、土佐の皆様、ありがとうございます」(当日のヒヨドリTwitterより)

11月23日
〇埼玉県新座市 平林寺(特別拝観させていただきました。勉強になりました、感謝申し上げます)
〇多摩美「祈りの道」展(二日連続!)~青木先生、写真家の大家さんを囲んでのオフ会

12月7日
〇東京都美術館「ウフィツイ美術館」展! 
※ボッティチェリ大好き! 実は、ウフィツイ美術館はトーハクの次に好きなミュージアムなんです(1回しか行ったことないけど)。
〇東京国立博物館「国宝展」2回目 阿弥陀来迎図!
〇サントリー美術館「高野山展」2回目 快慶まつり堪能しました。サントリー美は英語の音声ガイドもおすすめです。そして、六本木は何度来ても迷子になります!



12月

12月8日
〇九品仏浄真寺さま参拝(紅葉きれい! 朝日を浴びる阿弥陀さま!)

12月10日
〇高幡不動尊(毎度の参拝)

12月13日
神奈川県逗子市
〇神武寺 すす払いご開帳(2年連続参拝できて感謝!)
〇岩殿寺

神奈川県鎌倉市
〇浄光明寺 阿弥陀三尊!!!!!
〇鶴岡八幡宮源平池でオナガガモ、ヒドリガモと遊ぶ
〇鎌倉国宝館「鎌倉ゆかりの天神さま~荏柄天神社宝物都と常盤山文庫コレクション」展

※な、なんと、午前中に参拝した神武寺本堂にいらっしゃらなかった十一面観音さまが鎌倉国宝館の特別展に出展中。去年、本堂でお参りしたときより間近で拝めました!
※神武寺の十一面観音様は神仏分離まで江柄天神社で天神様のお像と並んでおまつりされていたとか。天神様の本地仏は十一面さまなのだとか。神仏習合、深すぎる。
※この日の鎌倉は寒風で空いておりまして、イワタコーヒー待ち時間なしで入れたし、小町通りでお買い物なんかもできしまった。リア充か…。

12月21日
東京都八王子
〇龍見寺 お寺でヨガ!
※本堂がヨガ会場で、とってもリラックスできました。また参加したい!
※大日堂の大日如来さまは拝観できませんでしたけど。


12月28日
奈良
奈良県桜井市
〇慶田寺
※不思議な十一面観音立像にぞくぞく。乾漆の漆をはがしたお姿だとか。
奈良県奈良市
〇弘仁寺
〇法華寺墓地の地蔵菩薩立像


12月29日
奈良県
〇薬師寺(発売したばかりの吉祥天さまストラップを授受)
〇某寺で宿院仏師の長谷寺式十一面観音など
〇額安寺 拝観不可
〇大野寺 まがい仏
〇室生寺(如意輪さま~♪)
〇安産寺(美しくて凛々しくて…)
〇長谷寺(定期参拝! 寒牡丹)

12月30日
京都で阿弥陀仏三昧
〇宇治の平等院
〇百万遍知恩寺(法然巡礼)
〇清浄華院(しょうじょうけいん)(法然上人巡礼、身代り泣き不動)
〇誓願寺(法然上人巡礼)
〇清水寺(清水阿弥陀堂=法然上人巡礼)

以上(愛をこめて!)

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2014年3月14日 (金)

釜石市鵜住居(うのすまい)観音堂の諸仏@江戸東京博物館

 両国の江戸東京博物館で、釜石で被災した仏様を拝観してきました。

 この博物館の特集展示「2011.3.11 平成の大津波被害と博物館ー被災資料の再生をめざしてー」(2014年2月8日~3月23日)に、仏像3件が出展されています。それが、この鵜住居観音堂の諸仏です。

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 ご本尊十一面観音立像(1510年製作、岩手県文化財)
 
Photo_2

↑下半身の全面が開けられて、胎内仏さまを拝めるようになっています。横においてある板のようなものが、蓋(ふた)の役割を果たします。

 千手観音菩薩坐像

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 不動明王二童子立像

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 被災し、修理された仏さまの姿を拝むと、仏像を愛し、仏像に愛された人々の思いが伝わってきます。

 本当なら、33年に一度ご開帳の秘仏だそうです。都内で拝観できたこと大変ありがたく思います。

 

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2014年3月11日 (火)

3月11日、被災仏像に祈る(いわき市長福寺の地蔵菩薩坐像)

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 去年、都内で、東日本大震災で被災した仏像を拝観する機会がありました。

 最初にお会いしたのは、4月、東京両国の回向院で行われた信濃善光寺の出開帳のときでした。震災復興を目的としたこの出開帳で、津波の被害を受けた仏像数躯もお祀りされたのです。

  

 土砂の中から救出され、修理を受けて、形と命を取り戻した仏様のお姿を見て、私ははからずも涙が止まらなくなりました。関わられた方々のご苦労を思うと同時に、このように形と命を取り戻せなかった方々がおられることに思いが及びました。

 

 被災を契機に新たな発見につながった仏像もいらっしゃいます。

 
福島県いわき市、長福寺の地蔵菩薩坐像です。

 震災で破損し、修理を受けたところ、製作年や作者、願主などが明らかになったことから、昨年、国の重要文化財に指定されました。
 

 私は東京国立博物館で行われた「平成25年新指定文化財」展(255月)で、このお地蔵さまにお会いしました。

 彫刻としての注目点は、納衣が台座にかかり、土紋もあること。神奈川県鎌倉でよく見かける形式です。長福寺が鎌倉市の極楽寺の末寺であったことから、鎌倉で製作された可能性が指摘されています。

 
たまたま私は、極楽寺の釈迦如来ご開帳(同年4月)に行ってきたばかりで、親近感を覚えました。「被災→文化財指定」という流れに「転んでもただで起きない」雑草魂みたいなものも感じます。

 さらに
、先月の報道によると、胎内納入品を解読した結果、法華経を記した用紙の裏に日常のやりとりを書き記した手紙が書かれていたことが分かったそうです。さらに、味噌の前身(醤=ひさお)のレシピも入っていたとのこと。

 
震災を経て、タイムカプセルが開いたと言えるでしょう!
 悲しい事実からうれしい展開となりました。


 3月11日とその後の数か月間は私にとってかなり辛い記憶です。都内在住で大きな被害のなかった自分ですらそうなのですから、東北や関東北部にお住いの方々の痛みや苦しみはいかばかりか、想像もできないほどだと思います。


 震災記念日の今日、まずは亡くなられた方々を悼んで、黙祷したいと思います。

 それと同時に、残された命を喜び、慈しむ一日としたいと思います。

 
被災仏像のお姿を思い出しながら、黙祷することにします。


 ※修理された松岡先生のサイトに詳しい説明と写真が掲載されています!修理の記録 


[関連資料] 

 〇 いわき市広報(258月)に掲載の文化財指定に関する説明は次のとおり。http://www.city.iwaki.fukushima.jp/dbps_data/_material_/localhost/01_gyosei/0130/kouhouiwaki201308/iwaki20130808.pdf

いわき市 長福寺
木造地藏菩薩坐像
院誉(作)
 納衣の裾が蓮華座にかかる形式や、着衣の土紋などに、関東地方の鎌倉彫刻の特色を示しています。
 また、東日本大震災で破損、修理中に銘記と納入品(印仏、法華経、真言陀羅尼類、髪・爪ほか)が確認され、製作年(元亨4年、1324年)と作者院誉、願主尼慈仙ほかの名が判明しました。
 京都の主流仏師の一派である印派の東国における土着化した活動を示す遺品として注目され、また在地領主による鎌倉文化の受容形態をうかがわせる例としても重要です。

 〇 福島民友新聞「鎌倉末期の貴重な手紙 長福寺地蔵菩薩の納入文書」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140224-00010002-minyu-l07

 

 

 

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