カテゴリー「飛鳥・白鳳の仏像」の10件の記事

2016年12月31日 (土)

仏像拝観リスト2016年7月~9月

7月2日 ほほえみの御仏展 3回目
7月30日 
○びわ湖長浜KANNON HOUSE 
長浜市川道町 尊住(そんじゅ)院 平安12c 53cm 
あどけないお姿に泣いた。
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○観音の里の祈りとくらし展Ⅱ-びわ湖・長浜のホトケたち-
黒田観音のおじさんっぷりがすごすぎた

8月2日
滋賀県大津市
○石山寺ご本尊如意輪観音ご開帳、旧本尊断片、胎内仏、蔵王権現ご心木、快慶大日如来、毘沙門天
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○三井寺 清涼寺式釈迦如来、他
○西教寺 ご本尊阿弥陀如来坐像、石仏二十五菩薩像
京都
○京都国立博物館
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京丹後市縁城寺の本尊、千手観音立像(重要文化財・平安時代)
日本の彫刻
○浄土宗 阿弥陀如来立像(行快)
○知恩院 阿弥陀如来立像(法然上人念持仏)
○三十三間堂

8月3日
奈良
奈良町
○興善寺 阿弥陀如来立像、胎内より法然上人のご真筆の書 
○法徳寺 阿弥陀如来立像
○十輪院 石仏地蔵菩薩、五劫思惟阿弥陀如来坐像
○福智院 丈六地蔵菩薩坐像
○奈良国立博物館
生誕800年記念特別展 忍性~救済に捧げた生涯~
・般若寺の文殊菩薩
・旧額安寺の虚空蔵菩薩像、
・鎌倉極楽寺の清涼寺式釈迦如来、十大弟子、説法印釈迦如来、茨城県福泉寺の清涼寺式釈迦如来像

○穀雨
○ことのまあかり かき氷

8月4日(海外の方のご案内)
奈良
近鉄奈良駅前 行基像
東大寺大仏殿
柿の葉すし ゐざさ寿司東大寺店
奈良国立博物館 常設
興福寺
ことのまあかり shaved ice

8月5日(海外の方ご案内)
○安倍神社
○西陣会館
○泉桶寺、即成院、戒光寺、雲龍院、今熊野観音寺
○清水寺
観光地を避けて、静かな泉桶寺塔頭をご案内。

8月6日(海外の方ご案内)
○伏見稲荷(初!)
○宇治平等院
○宇治でゆばと抹茶かき氷

8月7日
○東大寺
大仏殿~大仏さまお身拭い~
不動堂 
念仏堂(地蔵菩薩坐像)
法華堂
二月堂
四月堂
指図堂
東大寺ミュージアム
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○五劫院
ご本尊五劫思惟阿弥陀如来坐像
石仏見返り地蔵菩薩立像

○法隆寺(地蔵菩薩立像)
○穀雨さん
○猿沢池

8月8日
○京田辺市 禅定寺 千手観音(奥様にご案内いただく)
○京田辺市 観音寺 国宝 十一面観音
○城陽市 極楽寺 行快作阿弥陀如来立像
(納入文書の結縁者欄、物故者ののところに快慶の名前があり、快慶の没年を推定できる)

京都
○法然上人霊場第19番 法然寺
○法然上人霊場第17番 二尊院
○清涼寺(釈迦如来立像が8日でご開扉)

9月11日 松島瑞巌寺と伊達政宗展(三井記念美術館)瑞巌寺五大堂の五大明王

9月17日 
○国宝でよみとく神仏のすがた(金沢文庫) 
○びわ湖長浜KANNON HOUSE
湖北町山本 常楽寺 聖観音立像(市指定、平安12C、101.8cm)
○櫟野寺展(トーハク)
○常設11室(トーハク)
奈良當麻寺の十一面観音、大阪歓心寺の観音さま、埼玉西光院の阿弥陀三尊、千葉小松寺の観音坐像など。どれも写真不可でここに掲載できないのが残念だが、相当に重厚なラインナップであることは確か。

9月22日(木)
三重県伊勢市
○法然上人霊場第12番 欣浄寺
○太江寺 千手観音坐像(鎌倉時代) 

9月23日(金)
○広隆寺
うん十年ぶりの広隆寺、すごすぎた! 弥勒菩薩だけではない、濃密な仏像空間。なかでも、天平の不空羂索観音に目を奪われた。衣のうねうねひらひら模様は鎌倉初期の慶派が真似たものに違いない! 平安時代を飛び越した温故知新っぷりに心が躍る!
○月輪寺 登山参拝。法然巡礼

9月24日(土)

○大津市北保町自治会集会所 鉄造弥勒如来坐像、関西で珍しい鉄仏
○石山寺 如意輪観音ご開帳、胎内仏4体、旧本尊断片、多宝塔快慶大日如来 二回目だけど素晴らしいすぎ、ほれてまう
○橘堂 三面六臂観音立像
○川原観音堂 十一面観音
9世紀だか12世紀だか制作年代不詳。
○正楽寺 阿弥陀三尊
藤原風の観音勢至が素晴らしすぎ
○興福寺 五智如来
○円常寺 木造阿弥陀如来立像
正真正銘の快慶晩年の作


9月25日(日)
○近江八幡市 冷泉寺 千手観音(平安重文)
○浄厳院 丈六阿弥陀如来坐像 
○小田神社(十王町奉賛会) 大日如来坐像
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○小浜大日堂 大日・薬師坐像
○仏性寺 丈六阿弥陀如来坐像
○仏法寺 聖観音立像 大日如来坐像
○武道天神社(旧:真光寺) 聖観音坐像 鎌倉
○正福寺 平安観音さま林立

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2016年12月15日 (木)

『香薬師像の右手』感想とまとめ

貴田正子『香薬師像の右手 失われたみほとけの行方』を読みました。なかなか奥深いミステリーなので、自分の理解のためにまとめつつ、感想を書きました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


新薬師寺の香薬師如来像は三度の盗難に遭い、もう70年余り行方知らずだ。最近、この像の右手首から先だけが発見され、その経緯をまとめたのがこの本である。

綿密で地道な取材ぶりに頭が下がる。

しかし、右手が見つかった経緯だけを手っ取り早く知ろうとして読むと、少しつらい。枝葉末節があちらこちらに太く広がっている。どれも感動的な話だ。しかし、右手をめぐる謎解きは複雑でわかりにくい。

しかも、右手は"発見"されたとはいえ、”大人の事情"はオブラートに包まれたまま。最後の肝け心なところで、修験者である著者の夫の自慢話が出てきて、煙に巻かれた感が否めない。前半の香薬師像の由緒に関わる部分が感動的なのだけに残念だ。


少し愚痴ってしまった...。しかし、落ち着いて考えると、知る人ぞ知る存在だった右手があやうく記憶の闇に消え去る寸前、著者が光を当ててくれたと言えるだろう! 


そんな香薬師像の由緒とこれまでの経緯を著書から拾い出し、以下のとおり、まとめてみた。(読解力不足で間違いがあったら、ご指摘ください。訂正します)

※写真は2枚とも、この本に掲載のものです。

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香薬師像の由緒


新薬師寺の寺伝によると、白鳳を代表する香薬師像は、光明皇后の念持仏だった。聖武天皇の病気平癒を願った光明皇后が、天平19年(西暦747年)、新薬師寺を創建。丈六七仏薬師が横一列に並ぶ巨大な金堂の中尊に胎内仏として、香薬師像がおさめられたと伝わる。つまり、香薬師像は現在のご本尊の薬師坐像(平安初期)よりも古く、新薬師寺の根幹をなす大変重要な仏様であることが推察できる。

創建からわずか33年後の宝亀11年(780年)、新薬師寺の巨大伽藍が雷による火災で消失してしまう。木造の七仏薬師も焼けてしまうのだが、銅像の香薬師像だけは胎内から救い出され、それ以来、新薬師寺で大切にお守りされてきた。しかし…。


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三度の盗難

明治23年=1回目の盗難


ずっと時代が下った明治23年。香薬師像が盗まれてしまう。このときは、ほどなく近くの神社で発見される。右手首から先が切り離された状態で打ち捨てられていたそうだ。右手をつなぐ修理が行われ、お像は再び新薬師寺に安置される。

明治44年=2回目の盗難

ところが、明治44年、香薬師像は再び窃盗犯の手に落ちてしまう。右手と両足が切断された痛ましいお姿ではあったが、大阪・住吉の田畑で発見された。右手は再度、お像に接続され、見つからなかった両足は木製のものを作って補われた。


昭和17年、竹林薫風と水島弘一がそれぞれ、お像を石膏で型取りする。この頃までに右手は古傷のためか脱落していたようで、三度目の盗難の前に右手だけが盗まれることがあったため、水島が銅で右手と両足を補作し、お像本体に取りつけた。盗まれた右手は近くに捨てられているのが見つかり、その後、お寺で保管されていたらしい。

昭和18年=3回目の盗難

昭和18年、香薬師像が三度目の盗難に遭う。肝心なのは、このとき、元々の右手部分は盗まれず、寺に残されたという点だ。しかも、現在の新薬師寺住職にはその事実が伝えられていなかった。香薬師像は今も見つかっていない。

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右手の行方


昭和25年?=右手が佐佐木家へ

昭和25年、文芸春秋の佐佐木茂策が、水島の型取りした石膏を使って、香薬師のコピー像3体を自費制作。新たに鋳造された1体は新薬師寺に、1体は奈良の観音院に譲り、1体は自らの手元に置いて、亡き妻、佐佐木ふさの供養とした。

どうやら、この際に、右手が佐佐木に渡ったらしいのだか、その辺りは明らかになっていない。

佐佐木は右手の土台を作り、丁寧に木箱におさめて保管していた。右手の価値を理解し、かつ財力のある人でなければできないことだと私は思う。


昭和37年=久野・水野両氏が右手を目撃

昭和37年2月、佐佐木家に仏像調査に訪れた久野健と水野敬三郎が、佐佐木の後妻から右手を見せてもらう。この時に水野が撮影した写真が最近になって、右手の身元確認に大きな役割を果たすことになるのだが、右手の存在はこの後、口外されることなく、50年余りの年月が過ぎ去ってしまう。

平成12年=右手が佐佐木家から東慶寺へ
平成27年=右手が東慶寺から新薬師寺へ

平成27年5月、著者と新薬師寺住職が鎌倉市の東慶寺を訪れ、右手が保管されていることを確認。平成12年、佐佐木茂策の墓のある東慶寺に遺族が預けたのだという。あくまでも東慶寺は預かっているだけで、所有者は佐佐木家なので、東慶寺は佐佐木家の間で念書を交わすことを希望。27年10月になって、遂に右手が新薬師寺にお戻りになった。


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以上、簡単にまとめたつもりだが、なかなかややこしい。香薬師像とその右手が複雑な歴史をたどったことがわかる。

なお、佐佐木茂策が大切にした香薬師コピー像は現在、東慶寺に譲渡されており、私も東慶寺で拝したことがある。観音院に渡ったコピー像は三共製薬会長を経て、今は奈良国立博物館に。数年前の『白鳳』展で拝んだ方も多いだろう。


最後に、いまだ解けない謎―――香薬師如来さまは今どこにおられるのだろう? この疑問を宇宙の闇に投げかけ、そっと溜息をつく。


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2016年8月 3日 (水)

石山寺ご開帳で塑像欠け仏も

石山寺ご本尊のご開帳。ご本尊の如意輪観音さまを間近で拝観。巨像なのにかわいらしい。時を忘れて見とれました。

私が息を飲んだのは、奈良時代にさかのぼるというご本尊の旧像(塑像)の断片。火災で大きく破損し、断片と胎内仏が残ったそうです。今回のご開帳に合わせた特別展示のようです。

本堂内に蔵王権現(塑像)の心木もあのポーズで立っておられ、胸がキュンキュンしました!

快慶の大日如来像にも再会。凛々しすぎて、一瞬で恋に落ちます。


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2016年3月28日 (月)

韓国国宝金銅仏は来日されるのか?

Factaという雑誌に「中宮寺の菩薩像とソウル国立中央博物館の国宝金銅仏2尊が東京とソウルで公開」という"スクープ"記事が掲載された。

https://facta.co.jp/article/201604002.html

日韓「弥勒菩薩」三体が一堂でご対面
中宮寺の半跏思惟像が、1300年を隔てて微笑比べ。従軍慰安婦交渉の裏で進められた「関係修復の象徴」

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本当であれば、うれしい。しかし、同時に、この記事に底知れぬ不信感も覚える。

まず、文化財を愛する人が書いているとは思えない。中宮寺の菩薩像は文化財指定上、菩薩半跏像。弥勒菩薩ではない。寺伝では、如意輪観音とされている。

韓国でも、この国宝金銅仏2尊はとても大切にされている。ソウル国立中央博物館が所蔵するこの2つの菩薩像は、最上階の特別ルームで、1尊ずつ交代で展示されている。
ソウルでも、同時展示は行われてないのだ。

私の知る限り、韓国国宝78号の菩薩像は80年代に東博にお出ましになったはず。83号もご一緒に来られたら、かなりの騒ぎになるのではないだろうか。

私個人は、ソウル国立中央博物館を二度訪問したが、二度とも83号さまがお出ましだった。78号さまには、上野のでの公開時を含め、まだお会いしたことがない。憧れの仏像である。

一方、中宮寺の菩薩さまが海外に行かれるのであれば、うれしいのと心配なのが半々。この菩薩像は心の支えとも呼べる大切なのだ。

3尊揃いは政治的騒動にならずに成立できるのだろうか!?
もしスクープが真実なのであれば、すぐにでも公式発表がほしい。" 公開時期" までもうすぐだ。


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2015年7月 2日 (木)

2015年上半期の仏像拝観を振り返る

特に印象に残った仏像さまを勝手な分類でリストアップ。
他にも素晴らしすぎる多くの仏像さまとの出会いがあり、深く考えれば考えるほど収拾つかなくなりそうなので、以下のとおり「よっしゃっ」とアップします。

総合部門
福島県  勝常寺 薬師如来
滋賀県守山市 東門院 十一面観音

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阿弥陀部門
立像  岡山県瀬戸内市 弘法寺練供養の迎講阿弥陀如来立像
坐像  滋賀県佛性寺 阿弥陀如来坐像
三尊  東京都日野市安養寺 阿弥陀三尊
来迎  和歌山県道成寺の五劫思惟阿弥陀如来坐像と雲に乗った二十五菩薩
練供養  弘法寺(動の當麻寺に対し、静の弘法寺

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異色部門
兵庫県加古川市教信寺 練供養の教信上人頭部像
新潟県南魚沼市 西福寺開山堂(石川雲蝶)

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仏像群部門
大阪府 孝恩寺

母の愛部門
和歌山県慈尊院 弥勒菩薩坐像

都内部門
某寺の平安仏

悲しみ部門
奈良県の某寺で拝見した油のしみ

喜び部門
仏像拝観を通じ、お寺の方々や仏友さんと交流できたこと

♪阿弥陀来迎会(練供養)のため5か寺を訪れたこともどこかでまとめなきゃ。

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2015年3月 1日 (日)

はらぺこヒヨドリの2014年仏像拝観リスト(すみません、無駄に長いです)

 これは文字通りヒヨドリの2014年仏像拝観リストです。

 最近の世のブログの傾向などまったく無視で、写真なし、簡潔な寺歴の説明もなしです。

 自分でもまずいとは思っているのですが、なにせブログ更新がままなりません。
 ただ、ご縁あってお参りさせていただいた仏像さまたちです。それをここにアップせず、ハードディスクの隅っこに放置したままでは、そのご縁が記憶の彼方に追いやられてしまいます。

 であれば、本当につまらないテキスト情報だけでも、ブログに公開した方がまだマシと判断しました。恥を忍んでアップします! ふう。


 それでは、ここから襟を正しまして…。
 2014年、たくさんのお寺やミュージアムにお邪魔しました。
 お世話になった皆様、仏像さま方、ありがとうございました!
 4回も参加させていただいた仏像リンクさんのツアーは、秘仏がすごいだけでなく、参加される皆様が素敵すぎて、楽しかったです。
 一年のご縁に心から感謝します。

2015年3月1日 はらぺこヒヨドリ





1月

1月1日

神奈川県川崎市
○影向寺(ようごうじ)
 収蔵庫
  薬師三尊(平安後期、国重要文化財)(中尊139cm、日光月光171cm)
  十二神将(南北朝、66.4~78.5cm)
  二天像(平安後期、木造)
   太子堂
   聖徳太子孝養像(市重文)
  ※ご開帳は三が日、春分・秋分の日、11月3日(お寺サイトより)
  ※光明皇后が病の際、聖武天皇が行基を遣わして創建との言い伝えあり。



1月3日

東京都昭島市
○拝島山普明寺大日堂[初拝]
 大日(12c、157.5cm)、阿弥陀(1692年、86cm、大仏師大前兵部)、釈迦(12cm、90cm)の如来坐像が並ぶ(三尊とも都有形文化財)。
 ※三が日は下陣から拝観が可能。11月3日10時と14時から内陣拝観。
○拝島大師[初拝]
  大日堂のすぐ隣。2~3日にだるま市。本堂ご本尊のお姿は見えず。

東京都青梅市
○塩船観音寺
 本堂
  ご本尊千手観音と二十八部衆(鎌倉、140cm、都有形文化財)
 阿弥陀堂
  阿弥陀三尊(聖観音が鎌倉で青梅市文化財、勢至が室町、阿弥陀が江戸)
 薬師堂
  薬師如来立像(市文化財)
 山門
  金剛力士像(都文化財)
※ ご本尊ご開帳は三が日、5月3日、8月第2日曜など。



1月8日

神奈川県伊勢原市

○日向薬師
 初薬師でご本尊ご開帳と薬師粥の接待あり。仏像の宝庫。昨年秋の大善寺ご開帳以降の薬師ファミリーをめぐる旅を締めくくる(詳細はこちら)。

収蔵庫
 ご本尊薬師三尊(鉈彫り一木、平安中期、重文)、
 丈六薬師座像(鎌倉初期、重文)、
 日光月光菩薩立像(鎌倉中期、重文)、
 丈六阿弥陀座像(鎌倉初期、重文)、
 十二神将(南北朝か鎌倉後期か? 重文)、
 四天王(鎌倉前期、重文)
 十二神将(平安後期、県重文)
 薬師如来(お前立ち、江戸)
 千手観音
仁王門
 金剛力士像(1833年、伊勢原市重文)

○浄発願寺[初拝]
 本堂
  阿弥陀三尊(丈六)
 三重塔
  出山釈迦如来立像



1月11日

仏像オフ参加
東京都

西大井
 ○養玉院如来寺[初拝]
  如来堂 大井の大仏(おおぼとけ)=五智如来(江戸、3mあまり、木喰但唱ら、品川区文化財)
  不動堂の不動明王立像二童子
馬込
  ○長遠寺[初拝]
   秘仏十一面観音、通称、鎌作観音(大田区文化財)。
   観音様のお足もとに小さいながら迫力ある四天王。
   ご本尊は不動明王座像二童子
   ※鎌作観音さまの朽ちたお姿の中に強さと優しさが感じられる。
   ※観音様のお厨子に書かれた結縁者の名前は苗字のない方ばかり。農家の方々に長年守られてきた観音さまとご縁が得られて幸せでした。

五反田
  ○宝塔寺[初拝]
   聖観音(平安末期作とされる。飛鳥白鳳の様式を模したのか? 品川区文化財)
   ご本尊は来迎阿弥陀三尊立像(江戸?)
沼部
  ○密蔵院[初拝]
   木造青面金剛および二童子四夜叉立像(1694年、大田区文化財)
  本堂
   大日如来(1634年、区文化財)、弘法大師座像(1630年、区文化財)
   松本明慶不動三尊
碑文谷
   ○円融寺[初拝]
    黒仁王
    釈迦堂 釈迦三尊、宝生如来
    本堂 阿弥陀如来座像
  ※円融寺の仁王や釈迦堂諸仏に関する副住職の話が興味深かった。

表参道で飲み会




1月25日
初天神 
 うそ替え神事で授与される木彫りのうそが大好き。都内4天神のうそ替え神事をめぐった。
東京都
〇上野 五條天神社[初拝]
〇湯島天神
〇亀戸天神社[初拝]
〇中野の新井天神[初拝]




1月28日

鎌倉
 明王院のお不動様がこの日のご開帳を最後に修理に出されると聞き、いざ鎌倉へ!

〇光触寺[初拝]
 塩嘗地藏、一遍上人像(頬焼阿弥陀は秘仏。次回お会いするときの下見^^)
〇明王院[初拝]
 初不動で五大明王拝観。1時からの護摩の後、肥後定慶作ともされる不動明王を目の前で拝観。お蕎麦のふるまいあり。ごちそうさまでした。
〇浄妙寺[初拝]
 堂内拝観できず。
報国寺[初拝]
 竹のお庭が見事。堂内の仏像拝観はできず(本尊釈迦如来座像は宅間法眼作で市文化財とのこと)
〇杉本寺
 午年イベントとしてご本尊とのお手綱が設置されていた。本堂工事中だったが、通常どおり堂内拝観可能だった。
〇高徳院 鎌倉大仏
 わたくしの“深刻な阿弥陀不足”を解消するため参拝。目的達成!




2月


2月28日

〇新宿区 中井不動堂
        円空 不動三尊(17c、新宿区文化財)
〇新宿区 中井御霊神社
        上記の円空仏はこの神社にあった不動院にまつられていたそう
〇中野区 光徳院
       千手観音(96.5cm、14c、木造、中野区文化財)
〇調布市 常楽院
      阿弥陀三尊

2月某日

〇杉並区 栖岸院
       阿弥陀三尊(来迎立像、確か南北朝時代)
       法然・善導上人(新しい)
       聖観音菩薩坐像(杉並区文化財)

 


3月

3月7日

〇杉並区 栖岸院  念仏会

3月12日

〇東京江戸博物館
   特集展示「2011.3.11平成の大津波被害と博物館-被災資料の再生をめざして-」にて
   鵜住居(うのすまい)観音堂のご本尊十一面観音立像、不動三尊、千手観音坐像

〇両国の回向院 本尊 阿弥陀如来坐像(1705年、釜屋穴右衛門、通称「窯六」の作、東京都文化財)


3月21日

〇東京芸大美術館
  「観音の里の祈りとくらし展-びわ湖・長浜のホトケたち-」
  「藝大コレクション展 ―春の名品選―」

〇東京国立博物館    11室 善円 地蔵菩薩立像など

〇ギャラリー世田谷233
  仁王写真家 渡邊丈士氏の写真展『どこかテンな写真天。 仁ッチ王展』
 + ギャラリートーク「渡邊丈士の仁王講座 ―仁王さんを見分けよう―」を受講

3月23日

〇八王子市 龍泉寺
  ぽっくり観音(水崎観音)ご開帳
  ご本尊 阿弥陀如来坐像 康慶 作?

3月28日

〇高尾山薬王院




4月

4月11日

〇東京国立博物館「栄西と建仁寺」展
退耕行勇などの頂相彫刻、海北友松の絵画が勉強になったが、なんといっても圧巻は六道珍皇寺の「小野篁・冥官・獄卒立像」(院達作)。

 
4月18日
〇埼玉県八潮市 大経寺
 観音堂 円空千手観音ご開帳
 本堂 阿弥陀三尊・法然・善導


4月19日
仏像オフ「春の秘仏づくめツアー」

〇能満寺(神奈川県川崎市)聖観音立像
〇影向寺(神奈川県川崎市)薬師如来及び両脇侍像(な、なんと収蔵庫内への入室許可が!)
〇金沢文庫(神奈川県横浜市)
  常設展特別公開 菩薩半跏像(龍華寺蔵)
  特別展「中世密教と玉体安穏の祈り」
〇龍華寺(神奈川県横浜市)大日如来坐像, 三面大黒天, 地蔵菩薩坐像
〇実相院(東京都足立区)聖観音立像
〇明王院(東京都足立区)如意輪観音坐像



4月20日
〇神田明神



5月

5月9日
〇谷中護国院

〇東京芸大美術館「法隆寺」展

〇東京国立博物館「平成25年度新指定国宝・重要文化財」展
木造薬師如来立像(鎌倉)西方寺
鉄造阿弥陀如来立像(鎌倉)茨城県中染区
木造釈迦如来坐像(南北朝)静岡県方広寺(院吉、院広、院遵)
木造観音菩薩立像(平安)九品寺
銅像観音菩薩立像(奈良)眞光寺
木造十一面観音立像(平安)奈良県當麻寺
木造金剛力士立像(南北朝)奈良県金峯山寺(康成)(←写真のみ、やむなし)
羅漢寺石仏(南北朝)羅漢寺(←写真のみ)
尖石の仮面のビーナス

〇東京国立博物館 本館 特別展「キトラ古墳壁画」
〇東京国立博物館 表敬館 飛鳥―キトラ2016―


5月17日
〇駒沢大学禅文化歴史博物館
常設展&企画展「禅画禅籍を楽しむ」

5月23日
皇居桜田門→お濠のカイツブリの赤ちゃん→皇居外苑の楠正成像(高村光雲)

5月25日
〇目白の椿山荘
庚申塔、伊藤若冲の羅漢石
三重塔「圓通閣(えんつうかく)」
平安期の歌人として名高い参議・小野篁(おののたかむら)ゆかりの寺院、広島県賀茂郡の篁山(たかむらさん)竹林寺に創建されたものをその起源とする三重塔。

5月29日
〇川崎大師ご開帳 赤札ゲット



6月

6月3日
〇千駄ヶ谷富士塚の山開き

6月4日
〇落合南長崎
写真展「紅白仏合戦」



7月

7月2日
〇谷保天神

7月3日
〇八王子市初沢町 真言宗正名山大光寺 ご本尊喜多向き阿弥陀如来坐像(鎌倉時代?)


7月4日
〇東京 青山善光寺(山門に仁王さんと風神雷神さん)

7月9日
〇東京 護国寺 四万六千日(夜の法要が最高!)
 
7月12日~13日
(仏像リンク山形秘仏ツアー http://togetter.com/li/693111?page=5)
(楽しすぎ仏充しすぎ)

7月12日
〇高蔵寺阿弥陀堂
・東北三大阿弥陀堂として知られる丈六阿弥陀坐像[国重文]

〇小針薬師堂
・像高111.4㎝の坐像であり年に1日だけ開帳される秘仏の薬師如来[県重文]



〇大光院

・珍しい鉄造の阿弥陀如来坐像が×4体。鉄造阿弥陀坐像。[県重文]

〇宝積院
・8月10日開帳の秘仏で珍しい10世紀の美仏である十一面観音像[国重文]


7月13日
〇慈恩寺
・本尊 木造弥勒菩薩坐像 (1298年・本堂宮殿安置) 【国重文】
・木造不動明王立像 (1298年・本堂宮殿安置) 【国重文】
・木造降三世明王立像 (1298年・本堂宮殿安置) 【国重文】
・木造釈迦如来坐像 (1298年・本堂宮殿安置) 【国重文】
・木造地蔵菩薩坐像 (1298年・本堂宮殿安置) 【国重文】
・釈迦(阿弥陀)如来坐像 (平安後期・阿弥陀堂安置) 【国重文】
・木造騎獅文殊菩薩及び眷属 (平安後期・本堂宮殿安置) 【国重文】
・木造騎象普賢菩薩及び眷属 (平安後期・本堂宮殿安置) 【国重文】
・如来坐像及び両脇侍立像 (平安後期・本堂宮殿安置) 【県文】
・木造菩薩坐像 (平安後期・本堂宮殿安置) 【県文】

〇平塩寺

・阿弥陀三尊

〇熊野神社

・日本最大級の平安時代の十王像[県重文]

〇法来寺
・釈迦如来立像

〇松尾院

・松尾山観音(観音・勢至) 12年に1度の御開帳

〇仙台市博物館

東日本大震災復興祈念特別展「奈良・国宝 室生寺の仏たち」

7月21日
〇東京都文京区 光源寺 駒込大観音

7月31日
〇東京都港区 梅窓院(本堂の来迎阿弥陀三尊が大好き)





8月

8月16日
〇東京都世田谷区 浄真寺九品仏お面かぶり(3年ぶり!練供養)
練供養を最前列確保し最後まで堪能したあと、
お練り先輩の桂花さんをお迎えし、急きょオフ会に!
九品仏から三軒茶屋方面に移動してかき氷を梯子、夜は飲み会。楽しすぎた。


8月20日
〇等々力不動尊

8月22日
〇千葉県成田市 滑河山龍正院(定朝作とされる十一面観音立像! 
 ※10センチほど開いた厨子の中におられました。双眼鏡でのぞいて目があったときはゾクゾクしました)

https://twitter.com/hphiyodori/status/503346036861972480
〇千葉県銚子市 飯沼山円福寺
 ※十一面観音(確かお前立さま)。境内に大きな阿弥陀様。海と醤油のにおいを感じながら、銚子市内のサイクリング。





9月

9月4日
山梨県 
〇福光園寺(収蔵庫の吉祥天三尊、観音堂の一木平安の観音立像、本堂お不動さま、鐘のある山門と、フルコースを娘と一緒に拝観させていただく。感謝、感謝)

9月11日
京都
〇知恩院(法然上人25霊場発願。宝仏殿で泣いちゃったのなんでだろう。御廟でぽくぽくお念仏して。勢至堂でずっと座ってた。必ずまたお参りする!)
〇金戒光明寺(法然上人像、吉備観音、文殊)
〇永観堂
〇南禅寺塔頭聴松院(摩利支天堂で狛猪を拝観))
〇南禅寺

9月12日
奈良
〇松尾寺(トルソー、平安の大黒天、十一面観音、舎人親王像、円空の役行者)
裏の山道を元気クラブの皆さまとお散歩
法隆寺(秘宝展のみ)
大阪
〇一心寺(法然巡礼)
〇四天王寺(法然巡礼)
奈良
〇奈良国立博物館 醍醐寺展(泣=快慶の大好き弥勒坐像! あまり好きすぎてなかなか近づけなかった! 上醍醐の五大明王ほか仏像の迫力はんぱなし)
備考 おちゃのこさんでれい茶かき氷! 桂花さん、おいしかったです!

9月13日
仏像リンク小浜の秘仏ツアー(http://togetter.com/li/719253)
〇中山寺(馬頭観音坐像・鎌倉)
〇馬居寺(馬頭観音坐像・平安後期)
昼食:若杉末広亭(海鮮丼、へしこ? 美味!)
〇谷田寺(千手観音立像、不動明王立像、毘沙門天立像・鎌倉など)
〇谷田部薬師堂(薬師如来坐像・平安後期)
〇若狭歴史博物館(大日如来像・小浜市黒駒区 など)
〇加茂神社為星寺(千手観音立像・平安前期)
〇諦応寺(薬師如来立像・平安前期)(立木仏の十一面観音)
交流会:京都アスヘノトビラ

9月14日
〇興福寺(東金堂と国宝館でお買い物)
〇東大寺(ミュージアム、大仏殿、指図堂=法然巡礼、戒壇堂)(ここで初めてお寺巡りにLINE電話を投入、家族のエア参拝を実現)
〇京都国立博物館 『京へのいざない』展で法然上人ゆかりの阿弥陀如来坐像ダブル拝観。早来迎図も! 浄土美術が充実!(法然さんの念持仏とされる阿弥陀立像は、右肩を露出した珍しいお姿。お腹から下の衣紋がゆるくて、優しい印象でした。)
〇京都 東山の正林寺(九条兼実ゆかりの寺ににこにこ法然上人像)

9月17日
世田谷資料館 御嶽神社大口真神のオオカミ様のお札、初めて本物を拝見!





10月

10月12日
〇松涛美術館 醍醐寺展(閻魔天像、道風や空海の書、信長、秀吉、家康の書状など)
〇サントリー美術館 高野山展(はー快慶まつり! 阿字観体験、都内の夜景と声明ライブ)(快慶の四天王と玉歯不動さんに乙女心を奪われた!)(高野山展。展示を観る→阿字観体験→展示観る→声明ライブ→散華いただく→こうやくんに会う→展示観る→グッズ購入)

10月19日
九州遠征
〇筑前博多 善導寺(工事中!)
〇東長寺(福岡大仏と地獄極楽めぐり)
〇福岡市立博物館(九州仏展)(運慶の末裔の仏師湛康の一門が14世紀に九州で活躍したかで、それが慶派にかわいらしさを加えたような作風で気になった。あと、もろもろすごすぎて消化不良)
〇福岡市立美術館(東光院仏教美術室)
〇小郡市の九州歴史資料館(福岡の神仏の世界)(三沢遺跡遊歩道)(小さいながら素敵な古仏が凝縮! 近年発見されたという當麻曼荼羅が出展。九州まで来てそれに見入る自分って…)

10月20日
大宰府!
〇太宰府天満宮(ウソ替え関連で散財)
〇光明禅寺(苔のお庭きれい)(如来とたぶん観音の坐像 内陣暗くて確認できず)
〇太宰府政庁跡
〇戒壇院(ビルシャナ仏、堂外からお姿の拝めた)
〇観世音寺(仏像の宝庫をしばし独り占め)(うなるよ、これはすごすぎてうなります)
〇光蓮寺
補足 梅ヶ枝餅食べすぎ




11月

11月2日
神奈川県西部に遠征!
〇小田原 飯泉山 勝福寺 飯泉観音(ご本尊ご開帳)
〇秦野 宝蓮寺(大日堂、不動堂、閻魔堂)(秦野市文化財公開)
〇平塚 光明寺 金目観音
〇飯上山 長谷寺 飯山観音
※鑑真が唐から持ち込み、孝謙天皇に捧げられ、さらに、道鏡に下賜されたとか。真偽のほどはさておき、女性の天皇にお譲りしたくなるような可愛らしいお姿でした。
※宝蓮寺閻魔堂の諸仏は迫力満点。ご自分のご先祖様のことも含めご説明くださった地元の方のお話が心に残っています。

11月3日
普明寺大日堂
※ご住職の素晴らしい説明を受けたあと、内陣参拝。お正月は外陣拝観のみなので、文化の日が断然お勧め!

11月某日
〇両国回向院「気仙沼地福寺 出開帳」
※津波の後、住職が背負われて避難した気仙沼・地福寺のご本尊地蔵菩薩坐像。さらに、がれきの中から救出された地蔵立像2尊も。お優しいお姿を拝んだあと、千住博の美しい滝の絵のある部屋で、震災前後の写真展示を観る。
※写真展示の最後に、新たに造立されたお前立ちの地蔵菩薩坐像2尊に直接触れさせていただく。隣でお坊様の南無阿弥陀仏をお唱えする声が静かに響く。1尊は気仙沼の地福寺、もう1尊は回向院でおまつりされるとのこと。
※拝観券の半券でくじを引き、なんと、なんと、出開帳記念の達磨さんが当たりました!

〇東京国立博物館「国宝」展 阿弥陀聖衆来迎図!!!

11月22日
多摩美術大学美術館「四国霊場開創1200年記念 祈りの道へ―四国遍路と土佐のほとけ―」展
※講演会のあと、青木先生の解説のもとで展示を拝観! 笹野大日堂の大日如来さま、竹林寺の阿弥陀立像、上郷阿弥陀堂の阿弥陀坐像…これだけで満足なのに、さらに歓喜寺の破損仏、定福寺の地蔵さん、四国巡礼の信仰を物語る展示など。最後に地下でパーティーがあり、青木先生にご挨拶させていただいた。
※数年前に笹野大日堂の大日如来さまが湛慶作かと話題になった頃、わたしは拝観する機会など一生ないと思っていた。それが地元多摩地域で拝観できた。青木先生と関係者の皆様に感謝。
※「須崎の大日如来さま。なんも言えません! 竹林寺の阿弥陀さま、倒れそうでした! 言葉になりません。青木先生、土佐の皆様、ありがとうございます」(当日のヒヨドリTwitterより)

11月23日
〇埼玉県新座市 平林寺(特別拝観させていただきました。勉強になりました、感謝申し上げます)
〇多摩美「祈りの道」展(二日連続!)~青木先生、写真家の大家さんを囲んでのオフ会

12月7日
〇東京都美術館「ウフィツイ美術館」展! 
※ボッティチェリ大好き! 実は、ウフィツイ美術館はトーハクの次に好きなミュージアムなんです(1回しか行ったことないけど)。
〇東京国立博物館「国宝展」2回目 阿弥陀来迎図!
〇サントリー美術館「高野山展」2回目 快慶まつり堪能しました。サントリー美は英語の音声ガイドもおすすめです。そして、六本木は何度来ても迷子になります!



12月

12月8日
〇九品仏浄真寺さま参拝(紅葉きれい! 朝日を浴びる阿弥陀さま!)

12月10日
〇高幡不動尊(毎度の参拝)

12月13日
神奈川県逗子市
〇神武寺 すす払いご開帳(2年連続参拝できて感謝!)
〇岩殿寺

神奈川県鎌倉市
〇浄光明寺 阿弥陀三尊!!!!!
〇鶴岡八幡宮源平池でオナガガモ、ヒドリガモと遊ぶ
〇鎌倉国宝館「鎌倉ゆかりの天神さま~荏柄天神社宝物都と常盤山文庫コレクション」展

※な、なんと、午前中に参拝した神武寺本堂にいらっしゃらなかった十一面観音さまが鎌倉国宝館の特別展に出展中。去年、本堂でお参りしたときより間近で拝めました!
※神武寺の十一面観音様は神仏分離まで江柄天神社で天神様のお像と並んでおまつりされていたとか。天神様の本地仏は十一面さまなのだとか。神仏習合、深すぎる。
※この日の鎌倉は寒風で空いておりまして、イワタコーヒー待ち時間なしで入れたし、小町通りでお買い物なんかもできしまった。リア充か…。

12月21日
東京都八王子
〇龍見寺 お寺でヨガ!
※本堂がヨガ会場で、とってもリラックスできました。また参加したい!
※大日堂の大日如来さまは拝観できませんでしたけど。


12月28日
奈良
奈良県桜井市
〇慶田寺
※不思議な十一面観音立像にぞくぞく。乾漆の漆をはがしたお姿だとか。
奈良県奈良市
〇弘仁寺
〇法華寺墓地の地蔵菩薩立像


12月29日
奈良県
〇薬師寺(発売したばかりの吉祥天さまストラップを授受)
〇某寺で宿院仏師の長谷寺式十一面観音など
〇額安寺 拝観不可
〇大野寺 まがい仏
〇室生寺(如意輪さま~♪)
〇安産寺(美しくて凛々しくて…)
〇長谷寺(定期参拝! 寒牡丹)

12月30日
京都で阿弥陀仏三昧
〇宇治の平等院
〇百万遍知恩寺(法然巡礼)
〇清浄華院(しょうじょうけいん)(法然上人巡礼、身代り泣き不動)
〇誓願寺(法然上人巡礼)
〇清水寺(清水阿弥陀堂=法然上人巡礼)

以上(愛をこめて!)

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2014年1月24日 (金)

はらぺこヒヨドリの2013年仏像拝観リスト

 2013年の仏像拝観記録は以下のとおりです。感想のまとめは次の記事でアップします。(余裕があったら、後で少し写真も上げたいなぁ) 
 

3月22日
 東京上野
 「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」東京国立博物館
※桜が満開の中、清水観音堂と上野大仏もお参り

4月7日
 鎌倉
○東慶寺(2013年東慶寺仏像展)
 ○高徳院(青空光背に映える鎌倉大仏)
 ○長谷寺(含む、特別展)
 ○極楽寺(清涼寺式釈迦如来ご開帳、慶派の転法印の釈迦如来坐像、文殊菩薩など)
 ○成就院
 ○虚空蔵堂
 ○鎌倉国宝館

4月8日
 近所のお寺の花祭りで甘茶かけ

4月13日
 井の頭公園
 明静山大盛寺 井の頭弁財天 12年に一度のご開帳
※白肌の確か八臂の宇賀弁才天坐像、両隣に三面大黒、毘沙門天

4月24日
 東京上野
 ○「平成25年新指定文化財」東京国立博物館
   伊豆願成就院 運慶の不動明王三尊
震災被害後、修復された福島県いわき市長福寺の地蔵菩薩坐像(誉(いんよ)、鎌倉時代)
http://www.minpo.jp/news/detail/201302286890
福井県美浜町 青蓮寺 観音菩薩立像(平安)http://info.pref.fukui.jp/bunka/bunkazai/sitei/choukoku/syourenji-syoukannon.htmlなど
 ○「大神社展」東京国立博物館
 ○「ラファエロ展」国立西洋美術館

4月26日
 東京都日野市
 高幡不動尊 虚空蔵菩薩さま入仏開眼法要

5月17日
 両国 回向院での善光寺ご開帳
※ 快慶工房作と見られる阿弥陀如来立像を修復後に初拝。ずいぶんと印象が変わって、快慶っぽさが増した感じ
※ 震災後に修復された東北の仏様を見て涙が…。

5月29日
 京都
○法界寺(優しい阿弥陀さまに身も心も抱かれるよう)
 奈良
 ○浄教寺(偶然お堂が開いており、ご本尊阿弥陀如来立像を拝ませていただく)
 
 ○「當麻寺」展 奈良国立博物館(素晴らしすぎた!)
 ○常設展 奈良国立博物館(特別に丈六阿弥陀如来坐像が!)
 ○ 興福寺
  北円堂(照明が前より明るくなったような)
  南円堂(2度目の不空羂索観音さま特別拝観)
※さくらバーガーでランチの後、フルコトで古墳クッションと対面(きたまちウィーク・イベント会場)

5月30日
 奈良 吉野
 ○金峯山寺 蔵王権現特別拝観
 ○大日寺(五智如来さま!)
 ○喜蔵院(くじゃく! ←明王じゃなく、リアルな…)
 ○桜本坊(役行者さま!)
 ○竹林院
※ケーブル吉野山駅近くで風に吹かれながら、お蕎麦。近鉄吉野駅前で三色ソフト。
※現存する日本最古のロープウェー(機械遺産)も楽しい。 

5月31日
 奈良 斑鳩
 法隆寺駅前でレンタサイクル よいお天気
 ○吉田寺(ぼっくり阿弥陀如来坐像)
 ○法起寺(十一面観音)
 ○法輪寺(感動の仏像群)
 ○中宮寺(大好きな、心の支えの菩薩さま)
 ○法隆寺東院
 ○法隆寺西院(特別展が法起寺特集で興味深かった)
※法隆寺は普通は西院を先にお参りするものですが、時間の関係でこの順に。
※法隆寺門前で五重塔を眺めながら「おそば+柿の葉寿司」。
※法起寺と法輪寺は三十数年ぶりのお参り(感涙)。

6月7日
 千葉
 「仏像半島」展 千葉市立美術館

7月10日
 東京
 四万六千日のお参り2か寺
 ○駒込大観音(観音堂のガラスが取り外され、堂内に入場できた)
 ○護国寺(夕方6時からの法要に参加)

7月25日
 東京
 駒込・白山を回る
 ○定泉寺(江戸33観音第9番)
 ○目赤不動尊
 ○清林寺(江戸33観音第8番)
 ○駒込大観音
 ○大円寺(江戸33観音第23番)
 ○円乗寺(江戸33観音第11番)
 ○浄心寺(江戸33観音第10番)
※浄心寺で内陣拝観。新しい2m超の阿弥陀三尊立像が凛々しく美しい。古い阿弥陀坐像も。大円寺も戦後再建された仏像郡が並ぶが、堂外から参拝。高村光雲の弟子の作とか。
※この界隈はお寺が多く、これ以外のお寺もお参りしたのだがメモを失い詳細不明。

8月3日
 東京
 ○根津美術館「曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!」
 ○永平寺東京別院 長谷寺 麻布観音(江戸33観音第22番)何度お参りしても素敵
 ○梅窓院 (江戸33観音第24番)お堂の1階に泰平観音さま(ご葬儀があり拝観できず)、2階の本堂に小さい来迎阿弥陀三尊。
※午前中あるイベントででれでれ状態のまま、午後に青山界隈で仏像・曼荼羅を堪能。


8月10日
 鎌倉
 ○安養院(四万六千日ご開帳)(阿弥陀さまの後ろに立つ千手観音さま)
 ○覚園寺(黒地蔵の法要)
 ○杉本寺(四万六千日ご開帳)
 ○本覚寺
※酷暑の一日。イワタコーヒーが混んでおらず、パンケーキがいただけた! 生しらすそばも。夜は横浜でライブ!

9月4日
 韓国ソウル
 国立中央博物館および特別展「神衆-仏教の守護神たち」
 (水曜の夜間拝観)

9月5日
 韓国ソウル
 ○曹渓寺(旧暦1日の法要が延々と続くなか、お寺の英語ガイドの方にたくさん説明していただいた。本堂からマイクで読経が流れ続け、ご信徒(98%が女性)の皆様が真剣に祈り続ける姿が印象的
 ○昌徳宮(建物エリアを日本語ガイドで、後苑を英語ガイドで)
 Holly’s Coffeeで休憩
 ○宣陵靖陵(時代は新しいけど、古墳って感じ。都心のオアシスみたいな感じで気持ちよかった)
 ○奉恩寺(宣陵靖陵を守るお寺らしい。のんびりお参りしてたら夜になってしまったが、こちらも真剣に祈り続ける方々がおられた)

9月7日
 韓国ソウル
 明洞聖堂(仏像はおられませんが、こちらも朝から真剣に祈る姿が

9月15日
 東京都日野市
 ○百草八幡神社の阿弥陀如来坐像ご開帳

10月4日
 山梨県
 ○大善寺ご開帳
 ○恵林寺 信玄不動尊と信玄公宝物館
 ○放光寺 天弓愛染明王さまの搬出作業に遭遇!

10月8日
 山梨県
 ○大善寺ご開帳 再訪

10月10日
 東京都国分寺市
 ○武蔵国分寺ご開帳 薬師三尊と十二神将
 ○おたかの道涌水園内に武蔵国分寺跡資料館。ここの観音さまにお会いするのも楽しみ。兵庫県加古川のあいたた観音を思い出す観音さまなので、個人的に「おたか観音」さまと呼んでいる。

10月14日
 鎌倉材木座で阿弥陀さまめぐり
 ○光明寺(本堂で十夜法要に参列。三門に登り、釈迦三尊を拝観)
 ○蓮乗院(十夜法要に参加するお稚児さんたちが準備中。堂外からご本尊を拝観)
 ○九品寺(十夜法要のお練の出発点。阿弥陀三尊。新田義貞ゆかりの寺)
 ○向福寺
 ○五所神社(丸彫り摩利支天、板碑)
 ○来迎寺(来迎阿弥陀三尊)(ここまで仏友さんとご一緒させていただく。感謝!)
 ○補陀洛寺

10月30日
 山梨県
 ○大月市立博物館
 ○甲斐善光寺
 ○山梨県立博物館「山梨の至宝」展

10月31日
 東京都八王子市
 ○龍見寺(大日如来)

11月3日
 東京都目黒区
 ○大円寺 清涼寺式釈迦如来立像ご開帳 阿弥陀堂の阿弥陀三尊が大好き
 東京都国立市
 ○谷保天満宮 うそ替え神事目当てで参拝したところ、ほどなく「おかがら火」始まった。めらめら燃える炎に興奮。炊き出しもありがたかった。

11月10日
 「運慶・快慶とその後の彫刻」東京国立博物館
※快慶菩薩面を前に妄想が走る。芸大から快慶大日如来坐像。

11月15日
 東京都八王子市
 ○龍見寺(七五三祈願で厨子が開く。堂外から柵越しに大日さまを拝観)

11月20日
京都
 ○六波羅蜜寺(ご本尊十一面観音ご開帳と宝物館。宝物館で吉祥天さまに強く惹かれてしまう)
 ○法金剛院(定朝様丈六阿弥陀如来坐像とひざをつきあわせてお話する。丈六地蔵座像+六地蔵立像)
 ○古墳横の遊歩道をお散歩
 ○仁和寺(国宝阿弥陀三尊。ここでも吉祥天さまに惹かれてしまう
 ○東寺(五重塔初層を初拝→講堂→金堂。大好きな観智院は時間切れ)
 ○毘沙門堂勝林寺(毘沙門天胎内仏250年ぶりのご開帳と夜間ライトアップ)

11 月21 日
 ○浄瑠璃寺(二度目。吉祥天さま初拝)
 ○岩船寺(初参拝。丈六阿弥陀さま、普賢菩薩さま)
 大好きなJR桜井線に乗ってのんびり移動
 ○安部文殊院(二度目。文殊さまに国宝指定のお祝いを申し上げる
 ○長谷寺(もー、とにかく長谷寺さんが大好き!)

11 月22 日
奈良
 ○海龍王寺(住職にごあいさつ)
 ○奈良県立美術館 やまとぢから籔内佐斗司展(浄瑠璃寺秘仏大日如来、新薬師寺景清地蔵、善光寺阿弥陀立像など、籔内修復作品を拝観)
 ○薬師寺(東塔水煙降臨展、東院、金堂、講堂)(目の前の水煙に泣く!)
大阪
 ○藤田美術館で快慶地蔵菩薩立像など
 ○四天王寺 

11 月23日
岡山
 ○岡山県立美術館「極楽へのいざない」展 浄土双六体験
 ○倉敷市美術館「倉敷仏教寺院の至宝」展 宝島寺 仏頭
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/5438.htmなど
 ○大原美術館 石仏一光三尊像、棟方志功、エルグレコ受胎告知など

11月29日
 金沢文庫 東大寺展
※快慶さん地蔵菩薩立像が大好き
※鎌倉時代再建の大仏殿の見取り図(広目天=快慶、持国天=運慶との記載に興奮)

12月3日
 東京都府中市
 高安寺(山門に仁王、地蔵、奪衣婆。特に地蔵さんに惹かれる)

12月13日
 神奈川県逗子市
 ○神武寺 薬師堂ご開帳、本堂、みろくやぐら
 ○東昌寺 丈六阿弥陀如来坐像
 ○宗泰寺 十王像は拝観できず(毎年8月にご開帳とのことでした)
※神武寺薬師堂は仏像群もお堂全体の雰囲気もとてもよかった。

12月17日
 東京都
 ○大安楽寺(小伝馬町)
 ○大観音寺(人形町)鉄造仏頭
※大安楽寺は観音さまのお姿はよく拝めなかったが、弁天堂のきれいな弁天さまは拝めた。大観音寺の観音さまにはまたお会いしたい。

12月22日
 サントリー美術館「平等院鳳凰堂平成修理完成記念 天上の舞 飛天の美」展

12月28日
 東京 高幡不動尊 納めの不動
(仏友さんと偶然お会いして仏像修理の話など。楽しかった!)


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2011年5月 6日 (金)

白洲正子展おまけ: 「私って正子並の目利き?」と勘違いさせてくださった十一面観音立像

 2008年8月に、東京国立博物館の本館で、ものすごく古くて、ものすごく心ひかれる十一面観音さまに出会った。写真撮影OKだったので、迷うことなく撮影し、ときどき眺めている。
 それが、このおかた。

200808201105

 この観音さまが今、世田谷美術館の「白洲正子 神と仏、自然への祈り」展に出展されている。白洲正子の著作に登場する仏様だったのである!

 自分が白洲正子並の「審美眼」を持つことが証明されたようで、なんだかうれしい。(大いなる勘違い?)

 展覧会のポスターにも掲載されているし、展示会場では、会場入ってすぐの目立つ場所に置かれていた。しかも、ものすごい数の人にのぞき込まれていた! 東博とは大違いだ。
 私の好きな仏像さんが多くの人に囲まれているのは、とってもうれしい。(これはホント)

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2010年7月30日 (金)

仏像プレゼンの原稿!(2010仏像フォーラムにて)

 先の記事に書いた「仏像フォーラム」@高幡不動尊で、
私が行わせていただいたプレゼンは次のとおりです。

 こんにちは。今日はここでお話する機会をいただき、とても嬉しく思っています。と申しますのも、私は高幡のお不動さまの大ファン。今、ロックスターのステージに特別に上げさせてもらった熱狂的なファンのような気持ちでおります。

 今日は私の仏像ファンとしての歴史を少しだけお話します。

 まずは、少女時代です。
 子どもの頃から仏像っていいなと思ってはいたのですが、自分は仏像好きなのだとはっきりと確信したのは、奈良の斑鳩、中宮寺の半跏菩薩さまに初めてお会いした中学生のときでした。
 片脚を組んで微笑んでいる菩薩さまのお姿。普段から行儀の悪さを親に指摘されていた私は、心の中で菩薩さまに「行儀悪いよ、うちのお母さんに叱られるよ」と話しかけました。しかし、それは自分の心の高まりを隠すための言葉でしかありませんでした。菩薩さまの静謐で、それでいてあどけないお姿に引き込まれました。このような存在になりたいという憧れと、同じような何かが自分の中にもあるのではという思いが交錯し、菩薩さまとしばし対話しました。「もう時間だよ」と促されてお堂を出た瞬間、自分が仏像好きであることを核心しました。人生が大きく動いた瞬間でした。

 次に子育て時代です。
 仏像好きで「変わってるね」とほめられて(?)育った私も、奇跡的に結婚でき、母親になることができました。
 子どもは一般的に、お母さんの好きなものは自分も好き、お母さんの行くところには自分も行きたいと思うようです。必然的にうちの子どもも私と一緒に仏像めぐりをするようになりました。高幡不動さんや調布の深大寺さん、都内の展覧会はもちろん、奈良にも何度か出かけました。
 子どもの吸収力には著しいものがあります。小学校に入学したわが子は、「にゃ、にゅ、にょを使った例文を書きましょう」という宿題に対して、ひらがなで大きく「にょいりんかんのん」と書きました。花瓶に花を生けていると「観音さまが持ってるのと同じだね」と言いました。「かっこいいポーズをして」と頼むと、東大寺・戒壇院の増長天さまの真似をしました。高尾山に行ったときの作文には、「薬王院の門の四天王がかっこよかったです。四天王とは増長天、持国天、広目天、多聞天をいいます」と今度はしっかり漢字で書きました。
 「門前の小僧習わぬ経を読む」とは言いますが、うちは純粋に世俗の家庭です。私は嬉しい反面、親として間違ったことはできないのだと気づかされました。

 最後になりますが、先日、嬉しいことがありました。子どもの運動会の前日、私は必勝祈願のトンカツを作っていました。天気が心配で、夕方のニュースを見るでもなくつけていると、テレビの中から高幡不動尊という声が聞こえてきました。慌ててテレビの前に行くと、御前様がインタビューに答えておられ、本堂のお不動さまのお姿も映りました。しかも、私がベストポジションだと思っている左斜めからのアングルでした。
 お不動さんのパワーに母の愛情が掛け合わされて、スーパーパワフルなトンカツが完成し、おかげ様で娘のクラスは優勝しました!

 このように私の生活では仏像が大きな位置を占めています。仕事や育児で思うように外出できなくても、仏像を身近に感じることは十分にできます。ブログやツィッターで仏像好きな皆様と情報交換するのもワクワクします。
 仏像とそれを作りお守りしている皆様に感謝しながら、今後もますます楽しい仏像ライフを送りたいと思っています。

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2008年12月12日 (金)

中宮寺の菩薩さまのご尊名は?

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今日の主役: 奈良・中宮寺のご本尊 菩薩半跏像

要 旨:  中宮寺に如意輪観音として伝わるご本尊だが、美術研究家は弥勒菩薩の可能性を指摘する。私はこの菩薩さまの大ファンとして、如意輪観音説をとりたい。その理由は次の3つ。(1)二臂の半跏像で如意輪観音とする例が他にも存在する、(2)弥勒さまのお姿は二臂の半跏とは限らない、(3)中宮寺で古来より如意輪観音としておまつりされてきた。

お姿を確認するには: http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=1403 がお勧め。お像全体の写真と拝観する際のポイントが確認できる。

*上の写真は、東京国立博物館の図録『中宮寺 国宝 菩薩半跏像』(2005年)の表紙 ~

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 奈良・中宮寺のご本尊は私にとって、とても大切な仏さまだ。15歳のとき、始めてお会いしたときの衝撃は、数十年を経た今でも忘れることができない。そして、今でも、毎日お写真を眺める。毎日ご尊顔を拝しても飽きることがないのは、その表情が日によって変化するからだ。もちろん彫刻が変化するわけはない。私自身のそのときの心情や体調によって、ご尊顔が違って見えるのだろう。無駄をそぎ落としたお顔と上半身、穏やかでゆったりとした下半身があいまって、そうした不思議な現象を可能にするのだと考える。中宮寺の菩薩さまは自分を映す鏡である。

 実は、この菩薩さまは、弥勒菩薩でも、観音菩薩でもなく、「菩薩半跏像」として国宝に指定されている。尊名が明示されていないのは、美術の専門家の多くがこのお像を弥勒菩薩だと考えるのに対し、中宮寺では如意輪観音さまとしておまつりしているためだろう。弥勒菩薩さまなのか、如意輪観音さまなのか、自分の考えをまとめてみたい。  確かに、このご本尊が作られた当時、特に飛鳥時代には、半跏思惟と呼ばれる形の弥勒菩薩像が数多く作られた。大阪・野中寺や京都・広隆寺の弥勒菩薩像などである。

 一方、如意輪観音さまと言えば、六臂で独特の形でお座りになったお姿のものがほとんどである。

 それでも、私はこのご本尊は如意輪観音さまだと思っている。この菩薩さまの大ファンの一人として勝手な意見を述べさせていただくと、その理由は3つある。

  (1) 第一の理由は、中宮寺の菩薩さまと同じように、二臂で半跏のお姿をなさっていながら、如意輪観音と呼ばれている他の例が、国内に存在するからだ。

 代表例が京都・宝菩提院の菩薩さまである。これは若々しい美しさをもった、ため息の出るほど素晴らしいお姿で、やはり「半跏菩薩像」として国宝に指定されている。また、奈良の飛鳥の岡寺のご本尊は、奈良時代に作られた一面二臂の巨大な塑像の坐像で、如意輪観音と呼ばれている。現在は結跏趺坐の形であるが、元来は半跏の姿だったとの記録があるという。

 これについては、もともと弥勒菩薩として作られたが、平安時代に入って如意輪観音信仰の流行または密教の影響を受けて、如意輪観音とお呼びするようになったのではないかという説をどこかで読んだ覚えがある。また、古い書物になるが、亀井勝一郎は『大和古寺風物詩』で、美術研究者 植田寿蔵の研究を挙げ、六臂の如意輪観音も、その第一手は中宮寺のご本尊さま同様、思惟の形であることを指摘し、必ずしも弥勒とは断定しがたいと述べている。

  (2) 第二の理由は、弥勒菩薩さまのお姿は多種多様で、二臂で半跏のお姿だけに限らないからだ。

 特に、過去に展覧会などで拝観したのだが、インドの古い弥勒菩薩像は、ウェービーヘアの美男子で、シッダールタ王子を想像させる作りになっている。

 また、東京国立博物館の図録『中宮寺 国宝 菩薩半跏像』(2005年)によると、インドや中国の古い半跏思惟像では、尊名を弥勒菩薩とする例や、悉達(しっだ)太子(まさしくシッダールタ王子!)とする例があるという。また、弥勒さまの場合は、菩薩像だけでなく、弥勒如来となったときのお姿の像も作られている。

 もちろん、造像時に半跏思惟の弥勒菩薩像が多数作られたという事実に目を背けるべきではないのだが、多種多様なお姿の弥勒さまにお会いするにつれ、二臂の半跏思惟像だからと言って、必ずしも弥勒とは限らないと考えてしまう。

  (3) 上記のように考えていたところ、3年前に、中宮寺門跡の日野西 光尊さまが講演会でおっしゃった言葉が、私が如意輪観音説をとる決め手となった。

 2005年4月に東京国立博物館で開催された光尊さまの講演会で、ご本尊は弥勒か観音かという話になったとき、光尊さまが、「それについてはよく聞かれるのですけど、私どもでは、昔から観音さまとしておまいりしてますから」とおっしゃったのだ。

 前述の東国の図録『中宮寺 国宝 菩薩半跏像』によると、鎌倉中期頃に菩薩半跏像が如意輪観音または救世観音と呼ばれ、中宮寺のご本尊であったことが記録から確かめられるという。 この3番目の理由が、私にとっては最も重要である。

 「京王電鉄さん、弘法大師さまです!」http://hiyodori-art2.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-4ab0.htmlで書いたように、明らかに弘法大師さまのお姿なのにお地蔵さまとお呼びするのは問題だと思う。

 しかし、お姿から必ずしも弥勒とは断言できず、明確に弥勒とする資料も見つかっていない現状を考えると、このお像を古来より大切にお守りしてきたお寺の代表の方が観音さまだとおっしゃっているのだから、それを尊重すべきではないだろうか。この菩薩さまの大ファンである私としても、このお像を拝見して観音さまの功徳に感謝することが大切だと考える次第である。

 最後になるが、亀井勝一郎は『大和古寺風物誌』で、大阪・野中寺の菩薩像と比較しつつ中宮寺の菩薩像を称賛したうえで、「私は様々の仏像を拉し来って品さだめするなどは、実に堕落であり恐縮であると思っているが、中宮寺思惟像の無比なる所以を語ろうとしてついこんなことになってしまった」と書いており、つい口元が緩んでしまう。

 堕落した仏像ファンである私は、これからも恐縮しつつ、大好きな仏像のあれこれを語っていきたい。

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<<おまけ>>

要旨: この菩薩様のご尊名に関して、台座の高さから考察した興味深い研究を紹介する。

 上記の本文で、東京国立博物館の図録『中宮寺 国宝 菩薩半跏像』(2005年)に言及した。これは、東博の本館で、中宮寺の菩薩さまのみの展覧会が開かれた際に出版された図録である。 東博・事業部長の金子啓明氏がこの図録に寄せた論文でも、やはり、この菩薩さまの尊名について言及がなされている。 その解説がとても興味深いので、一部を紹介したい。

 金子氏はこの論文のなかで、中宮寺・ご本尊さまの台座に注目する。台座の高さを十分にとることで、この仏さまが兜率天に住んでいることを象徴しているというのである。兜率天は弥勒菩薩さまがお住まいになる場所だ。

 金子氏は東国・法隆寺宝物館にいくつかある弥勒菩薩半跏思惟像の中に、台座の下部に須弥山が描かれている作例があることに注目した。これをもって、弥勒さまが兜率天にいらっしゃることを表していると論じた。

 中宮寺のご本尊さまの台座には、(彩色が残っていないため不明ではあるが)須弥山は表現されていない。しかし、台座の丈を通常の菩薩半跏像より高くとることで、地上ではなく、兜率天に住む菩薩としての高貴さと存在感を示したものと考えられる、と金子氏は論じた。

 しかし、一方で、金子氏は、法隆寺の百済観音の光背を支える竹竿上の支柱の基部に、小さく須弥山が表現されていることも指摘している。小さな須弥山と、百済観音の背の高さとの対比により、観音の偉大さを表したと考えられるのだという。

 この論文では、中宮寺のご本尊が弥勒か観音かに関する議論はここで終わってしまう。このため、読者としては、結局どっちなのだという感じを持たざるを得ない。金子氏は台座の高さに注目することで、ご本尊が兜率天の菩薩さま=弥勒さまである可能性を暗に示唆した。そこには、他の同時期の半跏思惟像に弥勒菩薩様が多いという判断も当然あると理解する。
 しかし、それと同時に、下部の小さな須弥山をもって高貴さを表現する方法が、百済観音にも見られるのだという。

 つまりは、台座の丈を高くとることで、弥勒菩薩さまである可能性が考えられるが、同様の表現方法が百済観音にも見られるという話である。結局はよく分からないということか。

 しかし、さすがに専門家の注目する点は、私のような素人の仏像愛好家とは違う。こうした分析に接することで、仏像にお会いする楽しみも増す。

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