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2014年12月 1日 (月)

2014年3月仏像拝観記録

遅くなりましたが、備忘録として、今年3月の拝観記録をアップします。  
リスト(箇条書き)の後に、簡単に感想を書いています。
(写真は後日アップ予定)

3月7日

① 杉並区 栖岸院  念仏会に参加      来迎阿弥陀三尊を前にお念仏

3月12日

② 東京江戸博物館
   特集展示「2011.3.11平成の大津波被害と博物館-被災資料の再生をめざして-」にて
   鵜住居(うのすまい)観音堂のご本尊十一面観音立像、不動三尊、千手観音坐像    詳しくは
こちらにアップしました。

③ 両国の回向院     本尊 阿弥陀如来坐像(1705年、釜屋穴右衛門、通称「窯六」の作、東京都文化財)
    お姿は
http://ekoin.or.jp/guide/

3月21日

④ 東京芸大美術館
  「観音の里の祈りとくらし展-びわ湖・長浜のホトケたち-」
  「藝大コレクション展 ―春の名品選―」

⑤ 東京国立博物館    11室 善円 地蔵菩薩立像など

⑥ ギャラリー世田谷233
  仁王写真家 渡邊丈士氏の写真展 『どこかテンな写真天。 仁ッチ王展』      + ギャラリートーク「渡邊丈士の仁王講座 ―仁王さんを見分けよう―」を受講

3月23日

⑦ 八王子市 龍泉寺
  ぽっくり観音(水崎観音)ご開帳
  ご本尊 阿弥陀如来坐像 康慶 作?

3月28日

⑧ 高尾山薬王院

感想
① 3月はまず、大好きな栖岸院さんの阿弥陀三尊の前でお念仏を称え続ける体験からスタート。こちらの阿弥陀さま、本当に美しい。本堂の窓から覗く景色もすてき。お念仏の機会が頻繁にあるようなので、また参加させていただきたい。

②と③  3月12日、震災3年目の翌日に、釜石で被災した仏像を拝観(②)。その足で、両国回向院で、阿弥陀さまをお参りできたのがありがたかった(③)。
 回向院は江戸の明暦の大火の犠牲者を慰めるために建てられたお寺であり、昨年春には、震災復興目的で善光寺出開帳が行われた場所でもある。
 私は昨年ここで初めて、津波でさらわれて修復された観音さまのお姿を拝し、こみあげる涙を抑えることができなかった。
 世の中には、地震、火事、病気など、個人の力ではどうにもできない悲しみがある。だからこそ、回向院の阿弥陀さまは大きな包容力で私たちを迎えてくださるのかも。

④ 芸大美術館は、展示室1が「芸大コレクション展~春の名品選~」、展示室2が「観音の里の祈りとくらし展」というラインアップ。
 まず、「観音の里」展では、琵琶湖地域における観音さまと人々との暮らしがよくわかるように工夫された展示がありがたかった。観音さまは、家族のように、空気のように存在しておおられるよう。観音の里の皆様がうらやましい。
 ただ、展示室の観音さまたちは、無粋なライトを浴びて、少し居心地が悪そうだった。  やはり、琵琶湖の観音さまはこちらから足を運んでお会いするものなのだろう。

 展示室1の「芸大コレクション」展は、思いのほかすばらしかった。
1階ロビーに展示された舟越保武の「原の白」。これには魅了された。仏像と同じ何かを感じる。息子さんの舟越桂の作品と同じ。この親子が仏教徒でないのが悔やまれる。

⑥ 上野から世田谷に移動して、仁王写真家ナベタケ氏の写真展へ。ナベタケ氏の仁王講座を受講。ゲラゲラ笑いながら、仁王さんのお勉強、本当に楽しかった。日本中を回って1400組以上の仁王さんを撮影しているナベタケ氏の行動力は尊敬に値する(そういえば、先日、1600組目を達成したと伺った)。

⑦  八王子の龍泉寺さんは浄土宗の小さなお寺。ぽっくり観音様のご開帳に合わせてお参り。行基作と伝わる観音様は、私には江戸時代のものに見えたのだけど…。でも、お参りした人が高齢になるまで元気で過ごし、ぽっくり逝ったという逸話がいくつか残っていて、本当に微笑ましい。
ご本尊の阿弥陀如来坐像は50センチくらい(ヒヨドリ目視)の金ぴか。しかし、寺の縁起を読むと、このお像は、かつて本尊を失った龍泉寺のために山梨の大善寺が東京の増上寺に頼んで、増上寺から譲り受けたものだとか。しかも、康慶の作と書いてある!
『八王子三十三観音霊場』(西田鼎江)という本に、古くから伝わるご本尊阿弥陀如来を修復したという記述があった。
つまり、修復によってわかりづらくなってはいるが、なかなかに由緒のあるお像である可能性がある。康慶というのも全くないとは言えないのでは(地元民だけに期待値が高い)。

⑧ 不動堂のご開帳をめざし、午前11時過ぎに到着するも、扉が閉められたばかり。お寺に電話で伺った限りでは、毎月28日に必ず開くという感じでもないらしく…。いつかはお姿を拝したい。

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