四万六千日お参り (1)東京と鎌倉まとめ
四万六千日。
私がこの言葉を知ったのは、かねてから念願だった東京 浅草寺の「ほおずき市」を初めて訪れたときのこと。
ほおずき市が開かれるのは、仏教的には四万六千日と呼ばれる日。この日に観音様をお参りすると、4万6000日(=126年弱)分のお参りをしたのと同じ功徳が得られるのだという。
浅草寺の四万六千日、ほおずき市は毎年7月9日と10日に開かれる。ほおずきの鉢植えを売る露店が参道に立ち並び、売り子の掛け声とたくさんの参拝者でとてもにぎやかだ。
ほおずきは、だいだい色の実と緑色の葉のコントラストが美しい。まさに、初夏の訪れを感じさせる風物詩。
ほおずきであふれるにぎやかな境内を歩くだけでも楽しいのに、この日に観音様をお参りしただけで、一生分を超える功徳が得られるのだから、なんともありがたい。鉢植えのほおずきを買えば、帰りの電車も楽しい!
四万六千日の魅力にひかれた私は、その翌年、地元八王子のお寺、信松院のほおずき市にも行ってみた。
翌々年の7月10日は、都内の駒込大観音と護国寺を参拝。
さらに、鎌倉では8月10日に四万六千日が催されていると知り、鎌倉の安養院と杉本寺にも出かけた。
四万六千日というと、浅草寺のほおずき市が有名だが、少し調べてみると、そのやり方はお寺によって、地方によって、いろいろあるようだ。
鎌倉では、同じ四万六千日でも、ほおずき市は開催されていなかった。各地でどのような違いがあるのか、とても興味がわくのだが、まとまった情報がなかなか見つからないのも事実。
とりあえず、私がこの数年でお参りした四万六千日について、次の記事で書いてみたい。
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