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2013年11月 7日 (木)

十二神将さまはユーモラスさが魅力?

Photo 武蔵国分寺(ご開帳は毎年10月10日)

 今年9月に興福寺仏頭展(東京芸大美術館で開催)を鑑賞して以来、十二神将さまを12躯フルセットで拝する機会が続いている。

 ラインナップは次のとおり。
(1) 興福寺国宝館 板彫り十二神将
(2) 興福寺東金堂 鎌倉時代の十二神将
(3) 山梨大善寺本堂 十二神将(鎌倉時代の作だが、武田信玄当時の赤い塗りが残ってかっこいい)

Photo_2大善寺十二神将の一部(お寺でいただいたリーフレットより)

(4) 武蔵国分寺 江戸時代の十二神将(平安時代の薬師如来に従う)
(5) 大月市郷土資料館 地元の人々に守られてきた大月市宝鏡寺の十二神将
(6) 山梨県立博物館特別展 瑜伽寺の十二神将(鎌倉時代前期)
[後日追記
(7) 神奈川県逗子市 神武寺薬師堂の十二神将 2013.12.13
(8) 神奈川県川崎市 影向寺の十二神将 2014.1.1
(9) 神奈川県伊勢原市 日向薬師の十二神将(等身大・鎌倉・国重文と小さ目・平安・市重文)2014.1.8]

 これらを拝観する中で感じたことがある。それは、十二神将さまの醍醐味はどこかユーモラスな部分にあるのではないかということ。
 力強い戦いの神であるのに、12人もいれば必ずお一人はユーモラスな表情の方がおられたりするものだ。その極めつけが大善寺の因達羅大将! 筋肉隆々の腕をさらけ出して身体をくねらせ、仰天ものの表情でこちらを向いていらっしゃる(手元に写真がないのが残念)。
 山梨県立博物館で拝した瑜伽(ゆか)寺の十二神将さまたちは、一体一体がユニークで、お顔もお体も明るい表情。仏師の笑い声が聞こえてきそうな気がするほどだ。

 大善寺さんでは、大きな本堂の内部に、等身大の十二神将が横一列に並んでいる。等身大の十二神将がフルセット、横一列というのは、本当にありがたいとしか言いようがない。

 大月市の小さな展示ケースの中には、江戸時代の頃に廃寺になって以来、地元の方々が守り続けてきた十二神将さまたちがいらした。地元の皆様にただただ敬意を申し上げたい。

 興福寺の十二神将では、私は前から板彫り十二神将の大ファン。板彫りなのに、あれほど表現力豊かなのはなぜだろう。国宝館を訪れるたびにじっくり見入ってしまい、うきうきした気持ちになる。それにしても、興福寺仏頭展は白鳳の仏頭がメインの展覧会であるが、十二神将2セットを存分に拝観できるグッドチャンスでもあった。特に、東金堂の十二神将は各像を360度からぐるっと回って拝観できる展示になっているのがうれしかった。

 そして、私は今、日向薬師の等身大の十二神将さまたちにお会いしたくてたまらない。お正月のご開帳に訪れることができるだろうか。

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