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2010年11月20日 (土)

東京都府中市の阿弥陀如来像@善明寺&上染屋不動堂(+大国魂神社宝物殿)

訪れた日: 2010年11月3日
お会いした仏さま: 善明寺の鉄造の阿弥陀如来像(重要文化財)
              上染屋不動堂の銅造の阿弥陀如来立像(重要文化財)
              おまけ=大国魂神社宝物殿の「運慶」狛犬(重要文化財)他

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 東京文化財ウィークの11月3日。毎年忙しいこの時期に、都内各所で年に一度の秘仏公開が行われている。しかも、今年はアメリカの中間選挙とかぶり、アメリカ政治ニュース好きでもある私は、少しだけ困った。結局、午前中はCNNの選挙速報を見ることにした。こういうのは録画ではダメなのだ。「カリフォルニア州でHPの元CEOが負け、民主党が上院の過半数を死守する模様」というニュースが流れたところで家を出て、府中に向かった。

 府中を選んだのは、交通の便がよくて午後からの外出でも間に合うと思われたのと、さらに、9月に日野市百草の阿弥陀さまのご開帳の際に、専門家の方から府中の阿弥陀さまの噂を聞いたからだ。

 まずは府中本町駅近くの善明寺へ。鉄造の仏さまにお会いするのは初めてだが、ぷっくりしてかわいらしい! 心がぽかぽか温かくなる阿弥陀さまである。胎内仏とされる阿弥陀如来立像と並んでお堂の奥にいらっしゃった。善明寺の境内は狭いが、古い石仏さまもいらっしゃって、とても気持ちのよい空間だった。

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 一方、上染屋不動堂の銅造の阿弥陀如来立像は、新田義貞が鎌倉攻めの際、上州の八幡八幡(やわたはちまん)神社から持ってきたものだという。分倍河原の合戦で勝利した記念にこの地におまつりしたのだという。善光寺式阿弥陀三尊の本尊だったと考えられるが、残りの脇侍の行方は現在知れないとのこと。確かに、左手の印がチョキ(刀印)の形で、善光寺式の特徴を有している。観音、勢至さまにもお会いしたかった。
 上染屋地区は元々、少し南に下りた多摩川沿いにあった集落で、大きな洪水被害の後、現在の場所に移ってきたのだという。阿弥陀さまの歴史と同様、人々の歴史に思いする。
 さらに、馴染みのある分倍河原や多摩川という地名と、昨年訪れた長野の善光寺の思い出が交錯する。
不思議な感覚だった。 *この阿弥陀さまは写真OKとのこと、ありがたく撮影させていただいた。

 おまけ: 大国魂神社の宝物殿に立ち寄り、運慶作と伝わる木造の一対の狛犬像(重要文化財)や、平安期のものと思われる優しい小さな仏像さんにお会いした。「伝・運慶作」って、思いのほか多いのかも。そういう伝承を調べるのも楽しいだろうと思う。「伝・運慶作」リストを作ったら、何年か後に、真作が含まれている可能性も高いのかもしれない。

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