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2010年9月24日 (金)

『欣求浄土~ピュアランドを求めて』@大倉集古館~阿弥陀さまと国宝普賢菩薩と狩野探幽…

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訪れた展覧会:欣求浄土~ピュアランドを求めて-大倉コレクション 仏教美術名品展
展覧会場:  大倉集古館
訪れた日:  2010年9月4日

 浄土といえば、阿弥陀さま…。阿弥陀さまといえば、来迎図…。なんと美しい響きだろう。私は阿弥陀来迎図が大好きだ。特に、2004年『空海と高野山』展(東京国立博物館)に登場した巨大な国宝阿弥陀来迎図を見たときの感動は今も忘れられない。先日も、軽い熱中症で倒れかけたとき、大きな空の向こうから、高野山の絵と同じ感じで仏さまたちが助けに(?)来てくださるような気がした。。。 もっとも、このときは、日影で麦茶飲んで落ち着いたので、実際には阿弥陀さまたちにお会いしてないのだが。。。

<あぁ、阿弥陀さま!>
 そんな私が、大倉コレクションの中から浄土やそのイメージにつながる仏教美術を集めた企画展に行ってきた。
 大倉集古館はホテルオークラの片隅にある小さなプライベート美術館で、今回の展示会も大きなタイトルの割には、高野山の阿弥陀さまのような大作は展示されていない。
 それでも、阿弥陀さま大ファンの私としては、今回展示されていた
「山越阿弥陀図」(冷泉為恭)(17世紀)「阿弥陀三尊来迎図」(鎌倉時代14世紀)などはやはり感動的だった。ちらしに大きく出ている山越阿弥陀さまは、近くで拝見すると色彩がとてもきれいだった。阿弥陀さま来迎への信仰心を育むという観点からは、言葉を尽くして説明するより、来迎図を見る方が断然効率的かつ効果的だと信じる。

<ふぅわ~、普賢菩薩さま!>
 美的な感動という意味では、やはり大倉集古館が誇る国宝「
普賢菩薩騎象像」(平安時代)に勝るものはなかった。精密で洗練された美しさにため息。実物は映像より堂々しておられる。お像の前に立って、造立当初の彩色や切金の美しさを想像するのは至福のひと時だ。
 願わくは、普賢菩薩さまに当てられたライトの改善! あれだけの作品にいまどき蛍光灯の散漫な光はもったいない。

<探幽さん、天才は努力家だった>
 その他の展示では、狩野探幽の「
探幽縮図」がおもしろく、見入ってしまった。これは探幽が自らのもとに持ち込まれるなどした過去の作品を模写したもの。膨大な量があるらしい。展覧会で数点展示されているのを何度か見たことがあるが、これほどまとまったものを見るのは初めて。
 探幽はアーティストとして超一流だと思うのだが、その裏にこのような地道な勉強があったとは! 「日々精進。がんばりなさい」と背中を押される気がした土曜日の午後でした。

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