仏像盗難
仏像に対面するとき、たくさんの思いがこみ上げてくる。 近年、目立ってきた仏像盗難のニュースには、怒りよりも悲しみのほうが強い。 お金のためなのか、自分で独占したいだけなのか、犯人の動機はまったく分からない。 でも、もし今、盗難仏を手元に持っている人がこれを読んでくれたのなら、すぐに、しかるべき場所に返してほしい。 その仏像には、造立に携わった人々の思いと、それを守り伝えてきた人々の思いが詰っている。文化財指定の有無も、造形のよい、悪いも関係ない。 過去の人々の思いを次世代に伝えていくのが、今に生きる私たちの仕事。事情はどうあれ、まずは仏様をお寺にお返しください!
でも、基本はこうだ。その仏像を作った人々への感謝、そして、それを今日まで守り伝えてきてくださった、たくさんの有名、無名の人々への感謝である。
↑朝日新聞2009.2.6朝刊記事
写真の仏像(東寺のお不動さまと建仁寺の観音さま)の所在をご存知の方、お寺にご連絡を!

↑NHK2009.02.01夜7時のニュースより
浅野さん「信仰の対象になる仏像をあえて盗難していくのは許せない。ぜひ思い直して戻してほしい」
↑同じくNHKニュースより
こちらの毘沙門天さま(山科区の毘沙門堂)をご存知の方、どうぞお寺にご連絡を!
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